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TOKUSHOJI since 1476

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百年前の今日 1922年8月4日(金) 井上正子日記
1922年(大正11)8月4日 八月四日 金曜日 晴 就眠十時 起床五時半 伯父様 朝の中にお帰りになる。 午後は何時もの様にお洗濯、お裁縫に熱心になる。 夜香良洲からすの友へ手紙したたむ。 香良洲 三重県津市香良洲町
井上 迅
2022年8月4日読了時間: 1分


百年前の昨日と今日 1922年8月2日(水)8月3日(木) 井上正子日記
1922年(大正11)8月2日 八月二日 水曜日 晴 起床五時半 就眠十時半 午後から残った単衣物を仕上げる。 悦ちゃんは今年は昆虫採集の宿題があるとて、この間からやかましく云っていた。今日お庭に白い蝶が来た。 〝お姉さん早く早く取って頂戴ちょうだい〟って散々大声で呼ぶので...
井上 迅
2022年8月3日読了時間: 3分
百年前の昨日と今日 1922年7月31日(月)8月1日(火) 井上正子日記
1922年(大正11)7月31日 七月卅一日 月曜日 晴 起床六時 就眠十時 弟は今日終業式があつて、成績表を持って帰る。 下った下ったって泣かんばかりに悲しがっていた。 平均甲が下らなきや、割合にいい方だと云う事を聞いてるから慰めてやった。 1922年(大正11)8月1日...
井上 迅
2022年8月2日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月30日(日) 井上正子日記
1922年(大正11)7月30日 七月卅日 日曜日 晴 起床六時 就眠十時半 明治天皇の御十年祭が桃山にても宮中にても行わせられた。 大帝のおかくれになってから十年も経ったのかと今更の様に私は思われる。 今朝から従妹と競争で縫った浴衣を、午後三時頃仕上ぐ。...
井上 迅
2022年7月30日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月29日(土) 井上正子日記
1922年(大正11)7月29日 七月廿九日 土曜日 晴 起床六時 就眠十一時 今日も早々から張をする。お掃除もする。午後はお洗濯もする。 すっかり家の女として働く。でも何をするのも気持ちよく満足しながら出来るので、自分でも興がのってどんどん出来るので嬉しい。...
井上 迅
2022年7月29日読了時間: 1分


百年前の昨日と今日 1922年7月27日(木)28日(金) 井上正子日記
1922年(大正11)7月27日 七月廿七日 木曜日 晴 起床六時 就眠十一時 知恩院の境内で同窓のクラス会を催す筈であったが、今朝急に、やはり同じクラスであった本間さんの凶報が来たので私等は止めにした。 お悪いと云う事はクラス会御欠席のお返事で知ってはいたが、こうまでは思...
井上 迅
2022年7月28日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月26日(水) 井上正子日記
1922年(大正11)7月26日 七月廿六日 水曜日 晴 起床六時 就眠十一時 今月でとうとう講習会もおしまいになった。 水平兵服も出来上がった。 明日からはお家のお手伝いもよくし様と思っている。
井上 迅
2022年7月26日読了時間: 1分
百年前の昨日と今日 1922年7月24日(月)25日(火) 井上正子日記
1922年(大正11)7月24日 七月廿四日 月曜日 晴 起床六時 就眠十時 午前八時から大学の助教授の塩見先生に経済学お話承る。 午前十時より昨日のつづき始める。 桃色の女児服を仕上げた。こんなのを着てくれる可哀い妹があればいいのにねって、家でみんなが言っていた。...
井上 迅
2022年7月25日読了時間: 1分
ブッダ・カフェ 第135回
ブッダ・カフェ 第135回 2022年7月25日(月) 新型コロナウイルスの感染拡大のため中止とします。 明日、 7月25日(月)はブッダカフェの日ですが、上記の理由により中止といたします。 悪しからずご了承ください。 場所: 徳正寺(とくしょうじ) 〒600-8051...
釋源祐
2022年7月24日読了時間: 1分
百年前の昨日と今日 1922年7月22日(土)23日(日) 井上正子日記
蓄音機屋さん洋服屋さん呉服屋さんやその他硝子ガラス屋さん 1922年(大正11)7月22日 七月廿二日 土曜日 晴 起床五時半 就眠十時 伯母様、もう暫く暫くとお止めするのに無理に帰っておしまいになった。私等は駅までお送りにいった。...
井上 迅
2022年7月23日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月21日(金) 井上正子日記
1922年(大正11)7月21日 七月廿一日 金曜日 晴 起床五時半 就眠十一時 朝早く伯母様と悦ちゃんは、大谷から清水へ朝詣でに行かれた。 朝御飯、召し上がっていらっしゃらないのに随分お待ちしても帰っていらっしゃらない。お上りさん、道を迷ってらっしゃるのではないかしら、と...
井上 迅
2022年7月21日読了時間: 1分
百年前の昨日と今日 1922年7月19日(水)20日(木) 井上正子日記
幾年か満州の風におあたりになった故か 1922年(大正11)7月19日 七月拾九日 水曜日 晴 起床六時 就眠十時半 叔母様に久々にお会いする。 幾年か満州の風におあたりになった故か、伯父様と同じ様な満州色をした顔になっていらっしゃったのに先ず驚く。...
井上 迅
2022年7月20日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月18日(火) 井上正子日記
1922年(大正11)7月18日 七月拾八日 火月曜日 晴 起床五時半 就眠十一時 休暇になってからばたばたといそがわしく、日記をいつのまにか三日も過ごしてしまった。 午後、安東県の伯母さま[安東県の伯父 桑門 環たまきの妻 リナ]から、明日お越しになる電報が来た。...
井上 迅
2022年7月18日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月17日(月) 井上正子日記
涙は止め処なく流れる。存分泣け、それより道は知らない。 1922年(大正11)7月17日 七月十七日 月曜日 晴 起床六時 就眠十一時 九時より葬式行わる。花に埋められたひつぎの中の人はやすらけく清き極楽の園にいるのか…… 大勢の参列者は皆一つに、幼い魂の冥福をいのった。...
井上 迅
2022年7月17日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月16日(日)
はかない定めよ。うつし世は…… 1922年(大正11)7月16日 七月十六日 土曜日 晴 起床六時 就眠十一時 夜父上と日暮しに行く。病中とはひきかえ、しめやかな中にもざわざわとしていた。 仏間にはゆるやかな蠟燭の光の中に、小さい寝棺は静かに静かにすべてのものの心をめいらす...
井上 迅
2022年7月16日読了時間: 1分
百年前の今日 1922年7月15日(土)
永久に悲しみをきざみしこの日は美しい夕映えをのこして暮れて行く。 1922年(大正11)7月15日 七月十四〔五〕[〔五〕は朱字で教師が訂正]日 金〔土〕曜日 晴 起床六時 就眠十一時 午前、式がある。休暇中の色々の御注意等、校長先生より承る。...
井上 迅
2022年7月15日読了時間: 2分
百年前の昨日と今日 1922年7月12日(水)13日(木) 井上正子日記
奇蹟と云う事がある。私たちは奇蹟を信じたい心持ちになっている。 1922年(大正11)7月12日 七月十二日 水曜日 晴 起床六時 就眠十時半 やかましい試験もすんだ。どんな成績があたえられるか私は考えない。 先生と賀茂の方へつれていただく。...
井上 迅
2022年7月13日読了時間: 1分
百年前の今日と明日 1922年7月10日(月)11日(火) 井上正子日記
1922年(大正11)7月10日 1922年(大正11)7月11日 今日と明日の日記はお休みです。
井上 迅
2022年7月10日読了時間: 1分
百年前の昨日と今日 1922年7月8日(土)9日(日) 井上正子日記
1922年(大正11)7月8日 七月八日 土曜日 晴 起床六時 就眠十一時 定期試験と云ふものの最初の日はすんだ。 或る一課目はむなしくやぶれて[以降記述なし] 1922年(大正11)7月9日 七月九日 日曜日 晴雨 起床六時 就眠十一時 一日、試験のしらべに余念なかった。
井上 迅
2022年7月9日読了時間: 1分
百年前の今日1922年7月7日(金) 井上正子日記
1922年(大正11)7月7日 七月七日 金曜日 晴 起床六時 就眠十一時 今日も一日終わった。従弟は同じ状態でもてているのだ。 若しもこのまま快い方に向いたらと、はかない事も考えたりしている。 明日は試験だ。少ししらべて、寝につく。
井上 迅
2022年7月7日読了時間: 1分
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