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ジョンとポール『いいなアメリカ』刊行記念ライブ in 徳正寺

シンプルなようでいて複雑なソングライティング、 シニシズムと背中合わせの優しさ、 ジャーナリスティックなお伽話。 ランディ・ニューマンの歌を、訳し、唄い、解釈したら見えてきた、哀しくも素敵なアメリカ。

広島在住のミュージシャン、ジョンとポールがランディ・ニューマンを訳し、歌い、考察した著作『いいなアメリカ』刊行を記念し、ライブ&トークを開催。

会場は、ジョンとポールとの親交も深い四条富小路下がる徳正寺をお借りし、演奏と書き下ろしエッセイの朗読、そしてトークをミックスした、聴いて、識る演出をご用意。トークは、古くから親交の深い、徳正寺住所、扉野良人さんと、発行人である誠光社店主、堀部がジョンとポールの足取りから、ランディ・ニューマン、新刊のことまでを語ります。

わたしたちの知らないアメリカ文化を、テキストと演奏で体感するこれまでにないライブです。どうぞお楽しみに。

​誠光社 presents

2024.4.16 Tue.

2024年4月16日(火)

18:30 open

18時半 開場

19:00 start

19時 開演

Tokushoji

Main Hall

徳正寺本堂

2000yen

参加費:二千円

定員:40名

​*ご予約は
SEIKOSHA

誠光社 まで
mail: horibe3@gmail.com
tel:075-708-8340

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演奏:ジョンとポール

広島県呉市在住のミュージシャン。サンプリングとループを用いた実験作『1秒=百万年』でデビューしたのち、澁澤龍彦『高丘親王航海記』のイメージ・サウンドトラック、洋楽の日本語意訳カバー集『ENGLISH=JAPANESE』、ショーペンハウアー哲学にインスパイアされた『パレルガ・ウント・パラリポーメナ』など、9枚のアルバムをリリース。弾き語りを中心としたパフォーマンスも定評がある。本書『いいなアメリカ』は、誠光社ウェブサイト「編集室」上の連載をまとめたもの。

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朗読:菊地利奈(きくちりな)

翻訳家、滋賀大学教授、キャンベラ大学客員准教授。日英対訳詩集『Poet to Poet: Contemporary Women Poets from Japan』(ジェン・クロフォード共編、Recent Work Press、2017年)、『Pleasant Truobles 喜ビ苦シミ翻ル詩:日豪対訳アンソロジー』(川口晴美監修、菊地利奈編訳、Recent Work Press、2018年)、『対訳 左川ちか選詩集』(思潮社、2023年)等。

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トーク:扉野良人(とびらのらびと)

德正寺住職。2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。昨年11月、大伯母の日記『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』発行所:法蔵館/編集人:井上 迅 テキスト:磯田道史-小林エリカ-藤原辰史-井上章子(インタビュー)/書籍体裁:四六判 約472ページ)を刊行。

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四月七日(日)午後六時ゟ

德正寺公演

イナンナの冥界下り

​​安田 登 一座

会場:徳正寺本堂
開演:18:00(開門:17:30

定員:40
参加費:3,000(税込)

出演

安田登
香夜子
名和
紀子
かすみ
大島淑夫


音楽
森山雅之(パーカッション)

本郷幸子(バイオリン)

かすみ琵琶

香西克章(コロス)

語り

笑福亭笑利

人形製作

山下昇平

天と地を統治していた女神イナンナは、ある日、すべてを捨て、死者の世界、冥界へと心を向ける。冥界の女王は彼女の姉。突然、やって来た妹のすべての衣服を剥ぎ取り、冥界の釘に吊るして殺してしまう。彼女を助けるために、大神エンキは二体の精霊を冥界に遣わす。現在確認し得る最古の言語であるシュメール語による人間と人形による上演。

落語家、笑福亭笑利によるナレーションも入るのでお話はわかります。終演後、精神科医・大島淑夫さんと安田登さんとによる対談があります。

安田 登(やすだのぼる)

1956(昭和31)年、千葉県銚子生れ。下掛宝生流能楽師。能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演も行う。また、日本と中国の古典に描かれた“身体性”を読み直す試みも長年継続している。著書に『異界を旅する能』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』『能―650年続いた仕掛けとは』他多数。

*ご予約は
德正寺 井上 迅 いのうえじんまで
mail:info@tokushoji1476.com
tel:
090-1902-3107


共催
㈱ ケイアソシエイツ

  いそ だ みちふみ 

 田道史  講演会

「井上正子日記」を読む

この日記には、大正日本のプレ・モダン(前近代)とモダン(近代)が入り混じった世界を生きた少女の内面が記録されている。

​磯田道史「『井上正子日記』について」

 

日時: 3 月 24 日(日)後 2  4 

​場所:德正寺本堂

参加費:2,000円

定員:70名(御門徒衆・御招待に30名を割くため申込予約は先着40名とします)

 

申込窓口:子どもの本専門店 メリーゴーランドKYOTO
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp

tel/fax:075-352-5408

昨年11月に刊行された、

『ためさるる日 井上正子日記1918-1922』(法藏館)

https://pub.hozokan.co.jp/book/b635709.html

に御寄稿いただいた磯田道史さんを徳正寺にお迎えして講演をいただきます。

米騒動、スペイン風邪も今日の出来事として記される「井上正子日記」は、大正の転換期社会を活写すると同時、井上正子という思春期の一人の女性の生きた記録です。

徳正寺を舞台に繰り広げられる百年前の女学生の日記を、歴史家の視点から存分に読み解いていただきます。

子日記については以下の紹介も参照

井上正子(いのうえまさこ)

1906年(明治39)京都市生まれ。生家は下京区の真宗大谷派寺院 德正寺。18年(大正7)、京都市立高等女学校(現 京都市立堀川高等学校)に入学。同年5月より日記を綴る(〜22年9月)。二六年、京都府立第一高等女学校(現 京都府立高等学校)の国語漢文専攻科二年を卒業。同年、野田​淨曜と結婚、野田正子となる。98年(平成10)、滋賀県郡日野の真宗大谷派本誓寺の坊守として天寿を全うした。行年91歳。

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磯田道史(いそだみちふみ)

1970年(昭和45)岡山県生まれ。国際日本文化研究センター教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。著書に『武士の家計簿』(新潮新書、2003年)、『近世大名家臣団の社会構造』(東京大学出版会、11年)、『無私の日本人』(文藝春秋、12年)、『歴史とは靴である 17歳の特別教室』(講談社、20年)、『感染症の日本史』(文春新書、20年)、『徳川家康 弱者の戦略』(文春新書、 23年)など多数。

毎月25日はブッダ・カフェの日です

ブッダ カフェ no.152

2 月 25 (日)午後 1 時〜 4 時半

加費:300円

長田浩昭さん 報告

能登(珠洲市・輪島市・能登町・穴水町)への支援

日時: 2 月 25 日(日)午後  

​場所:德正寺本堂

2月25日(日)のブッダカフェは、奥能登に生まれ能登町出津​)、奥能登を熟知する長田浩昭おさだひろあきさん(丹波篠山 真宗大谷派 法傳寺 住職)に来ていただき、能登半島地震の発生から2ヶ月弱、奥能登のいま置かれた現状を報告いただきたいと思います。

 長田住職は、1月上旬に物資を車に積んで奥能登の友人知人、被災した旧知の大谷派寺院を訪ねて歩き、「今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題」(「〈がんばれ奥能登支援基金 丹波篠山〉ご支援のお願い」案内が生じていることを痛切に感じられました。それは奥能登出身の長田さんだからこそ見えてくる問題点で、奥能登を支援するための道筋がどこにあるのか、被災地と有志の人々がどのように連携を取るべきか、問題点を見据えた行動が喫緊に求められていると、被災地からいったん戻ってよりずっと考え続けておられたようです。「奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだ」(同前)という模索から、まずは長田さん個人の働きかけで支援基金を開設されました。

 長田さんを通じての奥能登への支援活動は、奥能登とわたしたちを繋ぐ紐帯となることでしょう。同時に、奥能登との繋がりをもつ長田さんの経験値を生かした、わたしたちの行動の指針ともなります。

 2月25日(日)13時から、長田浩昭さんの報告に耳を傾けてみませんか。

 

「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」ご支援のお願い

 

 能登半島地震の被災地の様子が、連日報道されております。その中でも特に大谷派の御門徒が大半を占める奥能登(珠洲市・輪島市・能登町・穴水町)の被害は甚大です。
 有縁の方々はご存知だと思いますが、私はこの甚大な被災地の出身であり、大谷派の関係者(奥能登だけでも大谷派寺院は180ヶ寺)のみならず同級生はじめ多くの友人知人たちが被災地にいます。1月12日、大きく損壊した道を進み、金沢市から珠洲市まで8時間余りをかけ物資を届けました。車を運転しながら考えていたことは、能登を離れた自分に何ができるのだろうかということと、奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだということでした。

 真宗大谷派には神戸、中越、東日本、熊本の震災に、炊き出しをするなど災害支援活動を行ってきた有志が全国に存在します。福島や秋田の有志の一部はすでに、輪島市、七尾市などで炊き出しを行い、提供した温かい食べ物が喜ばれたという報告をうけています。また、ルーツを奥能登に持つ富山の住職が、孤立した集落に一人で物資を運んでいることも聞いています。それら有志の人々と連携していくことを大事にしていきたいと思います。

 また、今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題が生じています。現在、能登半島の付け根にある七尾市までは比較的順調にたどり着くことができることから、大谷派の教務所もある七尾市が支援の拠点になっていくことは理解できます。しかし、そこから奥能登はあまりにも遠すぎるのです。大谷派の有志たちが奥能登で支援活動をするためには、どうしても奥能登に拠点が必要であり、そういう場所がなければ奥能登に支援が届かなくなると想像できます。

 

 奥能登の多くの人々との繋がりを生かしながら、とりあえず私に今できることは、

1、奥能登における支援活動の人々の拠点(宿泊、物資配送の拠点)を早急に設ける。


2、時々刻々変化する被災地のニーズに即した物資の供給と情報の発信。

 

の二点だと考えています。

 私個人の動きではありますが、ご賛同いただけます有縁の方々にご支援をお願いいたします。


兵庫県丹波篠山市中野155

法伝寺
長田浩昭

houdenji0813@ares.eonet.ne.jp

振込方法


口座名義:「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」
銀行支店名:丹波ささやま農業協同組合 丹南支店
口座番号:
0100904


※お振込いただける際は、カタカナ14文字まで、名前と住所の明記をお願いします。
 例「オサダヒロアキタンバササヤマ」 

長田浩昭おさだひろあき 1960年, 石川県生まれ。兵庫県丹波篠山市在住。大谷専修学院卒。真宗大谷派法傳寺住職。原子力行政を問い直す宗教者の会事務局。著書に『同朋会運動が見過ごしたもの - 真宗大谷派における「下寺問題」とは』(サンガ伝道叢書, 2019年)『原子力神話(鬼人)からの解放』(青草人の会, 2012年), 共著に『いのちを奪う原発』(東本願寺出版, 2002年), 『原発震災と私たち』(東本願寺出版, 2016年)ほか。

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羽良多平吉個展

​二角形 Digon

217 sat - 228wed

エディトリアル・デザイナーとして唯一無二の境地を築いてきた羽良多平吉の17年ぶりの個展を開催いたします。強靱な理知と技巧をもって夢と官能へと誘うそのデザインワークを結晶化するB全サイズの新作を展観、長年取り組んできた「書容設計」の現在地を明らかにします。

会場では、コラージュ作品等の販売もおこないます。

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断章集 二角形 Digon: fragments

港の人 刊行

2024年1月19日頃刊行

「羽良多平吉はデザインで詩を書く。いつでも詩人である」(宇野亜喜良)

そう、北原白秋、佐藤春夫、竹久夢二、恩地孝四郎、北園克衛、山名文夫……

かつて詩人はデザイナーで、デザイナーは詩人だった。

ポエジーを表現の根幹に置く書容設計家・羽良多平吉はじめての単著として、その詩的言語(écriture poétique)77篇を集成。

書き下ろしイントロダクション、新作デッサン1点、ヴィジュアル・ポエトリー2点、1964年から現在に至る著作目録を付す。

1924年の『マヴォ』『ゲエ・ギムギガム・プルルル・ギムゲム』『亜』創刊から100年を期して港の人が送る、モダニズム詩誕生100年記念出版。

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書容設計:羽良多平吉・上野勇治

編輯:郡淳一郎・井上有紀

協力:室賀清徳・ばるぼら

新書判・上製・カバー装・著者署名入り・限定番号印字

定価5000円(本体価格・税別) 500部限定

217 sat

18 - 20

トーク & ライブ 場所:徳正寺本堂

定員:50

参加費:2,000 

トーク:

「デザインをめぐる信と美 ──『断章集 二角形』をめぐって」
出演 羽良多平吉、間奈美子(アトリエ空中線)、山下有子(ピアニスト&作曲家)、扉野良人(りいぶる・とふん)

 

ライブ :

ピアノ 山下有子  "inishie, Ancient Times" より

要予約 :ご予約はメリーゴーランド京都まで

mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp

tel/fax:075-352-5408

プロフィール:

羽良多平吉​(はらたへいきち)

1947年9月28日、吉祥寺生まれ。1970年、東京藝術大学美術学部工芸科ヴィジュアル・デザイン専攻卒。エディトリアル・デザイナー。イエロー・マジック・オーケストラ『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』(1979)等のレコード、『大島弓子選集』(1985–86)等のコミックス、『ガロ』(1981–98)、『クイック・ジャパン』(1993–98)、『ユリイカ 』(1998–2021)等の雑誌で、サブカルチャーの最先端を視覚化し続けてきた。稲垣足穂『一千一秒物語』(1990)、松岡正剛『フラジャイル』(1995)、吉増剛造『花火の家の入口で』(1995)など文芸書でも、書物本来の気高さを清新に造型。精緻かつ劇的なタイポグラフィー、官能的なカラーリング、超絶的リミックス感覚……最大限の矛盾と逆説を孕んだデザインは後進に多大な影響を与え、世界中に熱烈なファンを持つ。

間 奈美子​(はざまなみこ)

未生響 Hibixi Mio 名義で詩的テクスト+造本による作品を刊行するインディペンデント・プレス「空中線書局」1994年開設。以降、インディペンデント・プレスの本を提唱。刊本・展覧会多数。研究書に『詩的遊戯術』(書肆 啓佑堂、2004年)。

作家・ギャラリー・独立系出版社の書籍を中心に、編集から造本までを請負う「アトリエ空中線」1999年設立。作品に相応する自在な書物を制作。

「POESIUM 第II期〈詩学史〉研究会」2023年開始。有志7名で文献調査進行中。

2015-22京都芸術大学講師。2023-〈浄土複合〉講師、「詩的遊戯創作」「書物創作工房」担当。

2024年2月『Fatherland Haiku-ing 100 Hiccups ファザーランド・ハイキング百句』(空中線書局)刊行予定。

山下有子/Arico(やましたありこ/アリコ)

ピアニスト&作曲家。α-STATION(エフエム京都) 『アリコピータースレストラン』DJ。

岐阜市出身。京都市在住。一歳前後より父親の手ほどきでピアノで遊びはじめる。

羽良多平吉さんと京都で偶然の出会いからご縁が広がり1999年、辻仁成監督映画「千年旅人」サントラCD「Kanata」でメジャーデビュー。その後、映画やTVドラマの音楽を手掛ける。コンピCD 「image 2」「冷静と情熱のあいだBlue」他へ参加。白川鄉。軽井沢干住博美術館、堺市博物館等の映像音楽等担当。2017年、パリ日本文化会館にて、日本の四季を映した映像コンサート「神々の色いろ」で即興演奏。2024年6月7日、京都コンサートホール内アンサンブルホールムラタでラジオ番組15周年記念コンサートの予定。

 https://arico.wwww.jp

扉野良人(とびらのらびと)

1971年、京都府生まれ。僧侶。アマチュア出版「りいぶる・とふん」を主宰。著書に『ボマルツォのどんぐり』など。本名の井上 迅(いのうえじん)名義で、自身の大伯母が女学生の時に書いた日記を翻刻編集した『ためさるる日 井上正子日記1918-1922』(法藏館、2023年)を刊行。

REPORT
石川直樹 報告
ISHIKAWA NAOKI 

チョ・オユー
चोयु
CHO-OYU
シシャパンマ
शिशापांगमा
SHISHAPANGMA
征報告

11/24 Fri, 2023
18:30 - 20:00

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straightree8848

Naoki ISHIKAWA|石川直樹

 

straightree8848 For Himalayas#Shishapangma.

シシャパンマに登頂できなかった。ぼくの目の前で、あまりにも壮絶な出来事が起こった。おそらく山岳史に刻まれる事件になる。見たことを正確に書く必要がある。これは自己表現ではなく、記録であるべきだ。

10月10日 石川直樹 Instagram より

於・徳正寺本堂

定員・50名

参加費・2,500円

ご予約はメリーゴーランドKYOTO

mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp

tel/fax:075-352-5408

オンラインでの配信はありません

中止となりました

2023

1118(土)

午後 2-4

会場:徳正寺本堂

料金:2,500円

対談後、懇親会アリ

予約・問合せ:

tel 090-9877-7384(加地)

mail arinobm@yahoo.co.jp(木田)

小説家 保坂和志

Hosaka Kazushi

思想家 酒井隆史

Sakai Takashi

公開対談

 

 酒井隆史さんと対談します。
 酒井さんは4月にハードなエッセイを集めた『賢人と奴隷とバカ』、9月にはアナーキスト人類学のデヴィッド・グレーバーの遺著『万物の黎明ー人類史を根本からくつがえす』の翻訳を出版し、いま最も熱い思想家です。

 私は酒井さんとグレーバーの考えに強く共鳴します。
 私は小説家として、同じ方を向いて書いているという自負があります。

​保坂和志

LOVE is
永田助太郎戦争と音楽

───────────
戦争前夜、ポエジイをモダニズムの調べにのせて発語した詩人 永田助太郎(1908-1947)その発語を音源とし、

声を、オトを、振動を、その愛を、時間と空間にときはなつ

2023.10.15.SUN

START 15:00 
場:徳正寺

料金:3,000 

出演:
素潜り旬(Vo./詩人)

本田未明(Sound./SUZMENBA)
太田泉(Perc:/SUZMENBA)

にしもとひろこ(Chor./Vo./Gt./たゆたう、Colloid)
鈴木モモ
(ストリングラフィ)

扉野良人(narration/りいぶる・とふん)

申込:

〒600-8051                    

都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39
tel:090-1902-3107(扉野)

mail:info@tokushoji1476.com(予約・問合せ)

永田助太郎 ながたすけたろう (1908-1947)

1908年2月11日、東京生まれ。27年、麻布中学を肺結核のため中途退学し、病気療養のため茅ヶ崎へ移住。快癒過程で独学で英文学を修める。33年8月、第一詩集『温室』(ラベ書店)刊行。37年5月創刊のモダニズム詩の中心地となる『新領土』(アオイ書房)に編集同人として参加。同誌に「空間」「時間」を連載。40年8月、『現代詩人集4』(山雅房)に「作用抄」を収録。11月、山田岩三郎との共編により『現代女流詩人集』(山雅房)を刊行。41年4月、『新領土詩集』(山雅房)を編集。43年6月、翻訳童話プエブロ・インディアン族の民話集『タイタイ昔話』(山雅房)。45年5月東京渋谷神泉町で空襲に遭い家屋焼失。1947年5月2日、疎開先の東京都町田市で会合出席中、メチル・アルコール禍により急死。行年39歳。没後、童話集『月姫と月王子』(教育学習社)が叔父でスペイン文学者の永田寛定の尽力で刊行された。

永田助太郎の兄貴分、近藤東は永田助太郎の詩の特徴をこう記す。

 

★ 最も厳しゅくであるために最もバラケツに。最もマジメであるために最もナンセンスに。最も日本語であるために最もカタ言に。最も単純であるために最もオシャベリに。最も散文であるために最も調子よく。最も感心するために最も軽蔑的に。最も陶酔するために最も批判的に。最も人間的であるために最も非人情的に。ETC

(「永田助太郎の人と作品について」『詩学』第六巻七号, 1951年8月号)

癸卯みずのとう(令和52023年)

詩祭 Poetry Festival 百年のわたくし 巻六

詩の朗読会 Poetry Reading Event

10 月 7 (土午後 4 時〜 7 

(開場:15:30/開演:16:00/終演:19:00/閉場:19:30)

会場:徳正寺 - 本堂

定員: 40

参加費:2,500

​申し込み窓口:德正寺 扉野良人(とびらのらびと)

 

TEL:090-1902-3107

mail:info@tokushoji1476.com

*参加人数とご連絡先(メールアドレス、電話番号)をお伝えください。

■●

 

日時:2023 年107日(土)

午後 47(開場:15:30/開演:16:00/終演:19:00/閉場:19:30)

 

第一部

菅 木志雄(すがきしお)氏  講演

わが妻 富岡多惠子

第二部

百年のわたくし ポエトリーリーディング

素潜り旬/季村敏夫メリンダ・スミス+菊地利奈

/時里二郎/​ぱくきょんみ(参加未定、飛び入り予定藤原安紀子/

荒木みどり+吉田省念 /扉野良人

 

出演者(敬称略):

荒木みどり(あらきみどり)

1952年、長崎市生まれ。73年より京都在住。78年、ヨシダミノルとともに「恋心の本業」を実践(現在に至る)。1979-90年、京都アンデパンダン展に毎年出展。同展に特記されるパフォーマンスに「きりこときこりの生涯」(80-83年)、「爆発的凝縮のカプセル」(86年)、「叙情は暴力」(87年)がある。1981年-現在、GOOD ART展に出展。同展にソロインスタレーション「時空喰散」(12年)、「9×9×9」(12年)など。1982年、ヨシダミノル、吉田省念とともに美術館で生活(美術劇場@兵庫県立美術館)。2000年より、ヨシダミノル、吉田省念、吉田朝麻と現代家族カルテットを結成。2001年から「現代家族」に継承。

菊地利奈(きくちりな)

滋賀大学教授、キャンベラ大学客員准教授。日英対訳詩集『Poet to Poet: Contemporary Women Poets from Japan』(ジェン・クロフォード共編、Recent Work Press、2017年)、『Pleasant Truobles 喜ビ苦シミ翻ル詩:日豪対訳アンソロジー』(川口晴美監修、菊地利奈編訳、Recent Work Press、2018年)、『対訳 左川ちか選詩集』(思潮社、2023年)等。

 

季村敏夫(きむらとしお)

1948年、京都市生まれ。詩集に『木端微塵』(2004年、書肆山田)、 『ノミトビヒヨシマルの独言』(2011年、書肆山田)、『膝で歩く』(2014年、書肆山田)、ほか多数。神戸のモダニズム詩人の動向を伝える『山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート』(2009年、みずのわ出版)、『窓の微風―モダニズム詩断層』(2010年、みずのわ出版)、 編集『神戸モダニズム』(都市モダニズム詩誌、第27巻、ゆまに書房)がある。『一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦』(2019年、みずのわ出版)、高木彬との編輯に『一九二〇年代モダニズム詩集――稲垣足穂と竹中郁その周辺』(2022年、思潮社)

菅 木志雄(すがきしお)

1944年岩手県生まれ。李禹煥や関根伸夫などとともに「もの派」を代表するアーティスト。木や石、金属などの自然物・人工素材を、加工せずに空間に配置し、そこで生まれる光景を「状況(景)」と呼んで作品化してきた。74年からは、すでに設置されたものを新たに置きかえ、空間を活性化させる「アクティヴェイション」と呼ぶ行為を展開してきた。これまで数多くの個展・グループ展に参加してきたが、2012年ロサンゼルスのBlum & Poeで行われた「太陽へのレクイエム:もの派の美術」への参加をきっかけに、アメリカにおける再評価の機運が高まった。その後、同年ニューヨーク近代美術館で開催された「Tokyo 1955-1970: A New Avant-Garde」に参加。16年にはイタリア・ミラノのピレリ・ハンガービコッカで大規模個展「Situations」が開催され、17年の第57回ヴェネチア・ビエンナーレ「VIVA ARTE VIVA」にも出展作家として参加した。08年、栃木県那須塩原市に菅の作品を常時展示するスペース「菅木志雄 倉庫美術館」が開館した。2016年、毎日芸術賞受賞。

妻は、今年(2023年)4月8日に他界した、小説家・詩人 富岡多惠子(とみおか たえこ)。

素潜り旬(すもぐりしゅん)

詩人。1992年生まれ。大阪在住。詩を書くこととポエトリー・リーディングをほぼ同時に始め、現在も続けている。著書に『パスタで巻いた靴』(港の人)、同世代の詩人、澤村貴弘、佐藤瑞穂との私家版『詩集・回転木馬』がある。「生きる」(@ikiru_band)としてPodcastを中心に活動中。今年5月、自主レーベル「生きるのハトバbooks」から詩集『エイガシ』カセット『狼に食べられそう、君に夢中』を同時リリース。

 

時里二郎(ときさとじろう)

1952年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業。95年「ジパング」(思潮社。第37回晩翠賞)。2003年「翅の伝記」(書肆山田。第22回現代詩人賞)。18年「名井島」(思潮社。第49回高見順賞・第70回読売文学賞)。京都新聞に「季節のエッセイ」を連載中。他に、18年高橋悠治作曲のバラッド集「鳥のカタコト 島のコトカタ」とモノオペラ「納戸の夢、あるいは夢のもつれ」のアルバムにテクストを提供。詩誌「カナリス」同人。

ぱくきょんみ(参加未定、飛び入り予定)
1956年、東京生まれ。詩集『すうぷ』(ART+EAT BOOKS)、『何処何様如何草紙』(書肆山田)、エッセイ集『庭のぬし 思い出す英語のことば』(クインテッセンス出版)、『いつも鳥が飛んでいる』(五柳書院)、絵本『はじまるよ』『ごはんはおいしい』(福音館書店)。共著にアンソロジー『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)、『女たちの在日』(新幹社)。

藤原安紀子(ふじわらあきこ)

1974年京都府生まれ。2002年、現代詩手帖賞受賞。詩集に『音づれる聲』(書肆山田・歴程新鋭賞)、『フォ ト ン』(思潮社)、『ア ナザ ミミクリan other mimicry』(書肆山田・現代詩花椿賞)。『どうぶつの修復』(港の人・詩歌文学館賞)詩誌『カナリス』同人。

メリンダ  スミス Melinda Smith

オーストラリア・ニューサウスウェールズ州出身。オーストラリア国立大の法学部及び日本研究科卒。法律家、公務員、ITコンサルタント、大学教員をしながら、英ケンブリッジや米ワシントンDCで暮らす。詩集『ドラッグしてロック解除/緊急電話』(drag down to unlock or place an emergency call, Pitt Street Poetry, 2013)が2014年オーストラリア総理大臣文学賞を受賞。作品はイタリアやインドネシア語に翻訳されている。

https://melindasmithpoet.com/

吉田省念(よしだしょうねん)

1980年、京都市生まれ。13歳、エレキギターに出会い自ら音楽に興味をもち 現在に至る迄、様々な形態で活動を続ける。2008年、「songs」をリリース。同年、吉田省念と三日月スープ を結成。09年、アルバム「Relax」(吉田省念と三日月スープ)。11 - 13年くるりに在籍。14年から地京都の拾得にてマンスリーライブ「黄金の館」 を主催。 16年、ソロアルバム「黄金の館」、17年、「桃源郷」をリリース。

扉野良人(とびらのらびと)

2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。11月に大伯母の日記『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』発行所:法蔵館/編集人:井上 迅 テキスト:磯田道史-小林エリカ-藤原辰史-井上章子(インタビュー)/書籍体裁:四六判 約472ページ)を刊行予定。

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坂口恭平 Sakaguchi Kyohei 

歌会 Song Concert

九月一六日 土曜日 Sat, 16 Sep, 2023

午后六時 開場 6:00 PM open

半 開演 6:30 PM start

参加費 二、五〇〇円税込 ¥ 2,500- included tax

定員 五〇名 Capacity, 50

於 徳正寺本堂 @ Tokusho-ji Main hall

 延期となりました

丘を越えて、海を越えて そして ドナウ、小さな水の旅

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山崎ヴケリッチ洋 

 

山崎洋仕事集 丘を越えて 海を越えて』 

西田書店・2023年5月20日刊

山崎佳代

『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発

左右社・2022年12月27日刊

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2冊の本の刊行を記念して

 

話と朗読

日時:2023618(日)15-17時​半(開場:14:30)

場所:徳正寺 本堂 定員50 名

〒600-8051                     
都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39
tel:090-1902-3107(扉野)
mail:info@tokushoji1476.com(予約・問合せ)

 

参加費:1,500

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山崎ヴケリッチ

(やまさき ヴケリッチ ひろし)

1941年ブランコ・ヴケリッチを父、山崎淑子を母として東京に生まれる。1963年慶應義塾大学経済学部卒業、ベオグラードに留学。1976年ベオグラード大学法学部経済学科大学院修士課程修了。セルビア翻訳家協会会員。日本語訳にブランコ・ヴケリッチ『日本からの手紙―ポリティカ紙掲載記事 一九三三‐一九四〇』(未知谷、2007年)、ニェゴシュ『山の花輪 小宇宙の光』(共訳、幻戯書房、2020年)ほか。セルビア語訳に『古事記』、『おくのほそ道』、『中国古典百首選』ほか。

山崎佳代子

(やまさき かよこ

ベオグラード在住。詩集に『黙然をりて』(2022年、書肆山田)、『海にいったらいい』(2020年、思潮社)他、エッセイに『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』(2022年、左右社)、『そこから青い闇がささやき ベオグラード、戦争と言葉』(ちくま文庫、2022年)、『ベオグラード日誌』(2014年、書肆山田)他。ダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(1995、東京創元社)などの翻訳によりセルビア文学を紹介。バルカン半島のユーゴスラビア紛争の戦火をくぐりぬけた友人やその子どもたち(多くが難民となった)から聞いた体験を聞き書きにまとめ、『戦争と子ども』(2015年、西田書店)、『パンと野いちご 戦火のセルビア、食物の記憶』(2018年、勁草書房)として、セルビア語で語られた言葉を日本の言葉に橋渡しをした。食物の記憶をたよりに、友が語る戦争をまとめた『パンと野いちご』は、第29回紫式部文学賞を受賞。

一千一秒物語 100th Memorial, 1923-2023

-Modern Fairly Tales.-

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日時:2023年6月24日(土)15-20時(開場:14:30)

場所:徳正寺(一部・二部 定員各50名)

〒600-8051                     
京都府京都市下京区富小路通り四条下る徳正寺町39
tel/fax:090-1902-3107(扉野)
mail:info@tokushoji1476.com(第一部予約・問合せ)

 

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<第一部:座談会「一千秒物語」100年の記憶>

 

時間:15:00-17:00
 

参加:自由

出席:あがた森魚(歌手・俳優映画監督
    季村 敏夫(詩人・『河口から』発行人)
    古多仁 昂志(青色彗星倶楽部)
    扉野 良人(僧侶・『腕木通信』発行人)   
    中野 裕介(アートユニット パラモデル・京都精華大学芸術学部教授)
    未谷 おと(ダンセイニ卿研究家・『ペガーナロスト』発行人)

 

司会:溝渕 眞一郎(喜多ギャラリー)

催:喜多ギャラリー 共催:徳正寺

 

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<第二部:あがた森魚 宇宙的郷愁を唄う>

時間:18:00-20:00


料金:3,000(定員50名 会場受付)

 

出演:あがた森魚(Vo.G.) 渡辺 亮(Perc.)

 

主催:nowhere☆club  共催:徳正寺
協力:月光百貨店/SOUND-1/LUSiKKA design


mail:nowhereclub1923@gmail.com(第二部予約・問合せ)

 


★特別展示:

稲垣足穂氏 愛用品(Donogo-o-Tonka 寄託)
ロード・ダンセイニ『五十一話集』

Fifty-One Tales by Lord Dunsany, Elkin Mathews, 1919 Third Edition. (未谷おと 蔵)

 

★賛助展示:

月光百貨店 select 作品展
イイノチエ-久保田昭宏-黒田武志-笹岡茂彦-チヨト-戸田勝久-中川ユウヰチ-星野時環

★Donogo-o-Tonka展示:

古多仁昂志-中野裕介/パラモデル(協力:MORI YU GALLERY)-扉野良人

  詩祭 Poetry Festival

 百年のわたくし 巻五

    詩の朗読会 Poetry Reading Event

 

 

■●

 

 

日時:2022 年10 月 1 日(土)

 

午後 5 時 〜 7 (開場:16:30/開演:17:00/終演:19:00/閉場:19:30)

 

 

会場:徳正寺 - 本堂

 

〒600-8051

京都市下京区富小路通四条下る徳正寺町39(富小路通西側)

 

 

定員: 40

 

入場料: 2,000

申し込み窓口:メリーゴーランド京都

 

TEL/FAX:075-352-5408

mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp

〒600-8018

京都府京都市下京区

河原町通四条下ル市之町251-2

寿ビルディング5F

営業時間: 10:00〜18:00

定休日:木曜日

URL:https://www.mgr-kyoto2007.com/

 

*参加人数とご連絡先(メールアドレス、電話番号)をお伝えください。

 

 

出演者(敬称略):

 

 

荒木みどり(あらきみどり) 

1952年、長崎市生まれ。73年より京都在住。78年、ヨシダミノルとともに「恋心の本業」を実践(現在に至る)。1979-90年、京都アンデパンダン展に毎年出展。同展に特記されるパフォーマンスに「きりこときこりの生涯」(80-83年)、「爆発的凝縮のカプセル」(86年)、「叙情は暴力」(87年)がある。1981年-現在、GOOD ART展に出展。同展にソロインスタレーション「時空喰散」(12年)、「9×9×9」(12年)など。1982年、ヨシダミノル、吉田省念とともに美術館で生活(美術劇場@兵庫県立美術館)。2000年より、ヨシダミノル、吉田省念、吉田朝麻と現代家族カルテットを結成。2001年から「現代家族」に継承。

 

+ 吉田省念(よしだしょうねん)

1980年、京都市生まれ。13歳、エレキギターに出会い自ら音楽に興味をもち 現在に至る迄、様々な形態で活動を続ける。2008年、「songs」をリリース。同年、吉田省念と三日月スープ を結成。09年、アルバム「Relax」(吉田省念と三日月スープ)。11 - 13年くるりに在籍。14年から地元京都の拾得にてマンスリーライブ「黄金の館」 を主催。 16年、ソロアルバム「黄金の館」、17年、「桃源郷」をリリース。

 

 

 

季村敏夫(きむらとしお)

1948年、京都市生まれ。詩集に『木端微塵』(2004年、書肆山田)、 『ノミトビヒヨシマルの独言』(2011年、書肆山田)、『膝で歩く』(2014年、書肆山田)、ほか多数。神戸のモダニズム詩人の動向を伝える『山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート』(2009年、みずのわ出版)、『窓の微風―モダニズム詩断層』(2010年、みずのわ出版)、 編集『神戸モダニズム』(都市モダニズム詩誌、第27巻、ゆまに書房)がある。『一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦』(2019年、みずのわ出版)、高木彬との編輯に『一九二〇年代モダニズム詩集――稲垣足穂と竹中郁その周辺』(2022年、思潮社)

 

素潜り旬(すもぐりしゅん)

1992年生まれ。大阪在住。
詩集『パスタで巻いた靴』(2021年、港の人)
詩を書くこととポエトリー・リーディングをほぼ同時に始め、現在も各地で続けている。 「KOTOBA Slam Japan 2020」で全国大会に進出。 バンド「生きる」@ikiru_band として活動中。また、俳優として映画出演の経験もある。 共著書に同世代の詩人、澤村貴弘、佐藤瑞穂との私家版『詩集・回転木馬』がある。

 

 

時里二郎(ときさとじろう)

1952年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業。95年「ジパング」(思潮社。第37回晩翠賞)。2003年「翅の伝記」(書肆山田。第22回現代詩人賞)。18年「名井島」(思潮社。第49回高見順賞・第70回読売文学賞)。京都新聞に「季節のエッセイ」を連載中。他に、18年高橋悠治作曲のバラッド集「鳥のカタコト 島のコトカタ」とモノオペラ「納戸の夢、あるいは夢のもつれ」のアルバムにテクストを提供。詩誌「カナリス」同人。

 

 

山崎佳代子(やまさきかよこ)

ベオグラード在住。詩集に『黙然をりて』(2022年、書肆山田)、『海にいったらいい』(2020年、思潮社)他、エッセイに『ベオグラード日誌』(2014年、書肆山田)他。ダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(1995、東京創元社)などの翻訳によりセルビア文学を紹介。バルカン半島のユーゴスラビア紛争の戦火をくぐりぬけた友人やその子どもたち(多くが難民となった)から聞いた体験を聞き書きにまとめ、『戦争と子ども』(2015年、西田書店)、『パンと野いちご 戦火のセルビア、食物の記憶』(2018年、勁草書房)として、セルビア語で語られた言葉を日本の言葉に橋渡しをした。食物の記憶をたよりに、友が語る戦争をまとめた『パンと野いちご』は、第29回紫式部文学賞を受賞。

 

 

扉野良人(とびらのらびと)

2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。

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