井上 迅2022年9月25日1 分百年前の昨日 1922年9月24日(日) 井上正子日記大伯母 井上正子の日記、百年前の今日が昨日で終わっていたことに気がついて、正子の日記に二度と百年前の今日は訪れないと思うと、正子は日記を閉じて旅立ってしまったような気がしてしまう。 最後の日の日記は本になって読んでもらうのが良いので、昨日、最後の日記が綴られたことだけ、ここ...
井上 迅2022年8月31日2 分百年前の今日 1922年8月31日(木) 井上正子日記1922年(大正11)8月28日 八月三十一日 木曜日 晴 起床五時半 就眠十時 いよいよ今日でお終いの日だと思って朝早くから子供部屋を念入りに美しくしたり、お台所のお手伝いもよくしたりした。 5月20日から始めた「百年前の今日 井上正子日記」は、本日をもって一旦終了します...
井上 迅2022年8月30日2 分百年前の一昨日と昨日と今日 1922年8月28日(月)8月29日(火)8月30日(水) 井上正子日記1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。...
井上 迅2022年8月27日2 分百年前の一昨日と昨日と今日 1922年8月25日(金)8月26日(土)8月27日(日) 井上正子日記1922年(大正11)8月25日 八月廿五日 金曜日 晴 起床六時 就眠十一時 夜みんな連で納涼博覧会へ行った。 貧弱な瀧が先ず門前にあるのにいやになる。 かなりの人が入っていた。今日、明日は福引デーで一層入りが多いらしい。...