井上 迅2022年7月2日2 分百年前の昨日1922年7月1日(土) 井上正子日記今日より初めて洋服で学校へ行く。 何だか気はずかしい様な気がする。 1922年(大正11)7月1日 七月一日 土曜日 晴後雨 起床五時半 就眠十一時 今日より初めて洋服で学校へ行く。 何だか気はずかしい様な気がする。 弟が云う。〝姉さん、恰好はいいけれど、足が大根じゃなかっ...
源祐 井上2022年6月30日1 分百年前の昨日1922年6月29日 井上正子日記1922年(大正11)6月29日 六月廿九日 木曜日 晴 起床六時 就眠十一時 何にも知らぬ者は何も疑はず 独逸俚諺 孔雀よ汝の足を見よ 独逸俚諺 己を褒貶ほうへんするは愚の至りなり マツセンジヤー (祖父上の扣ひかえ帳より)
井上 迅2022年6月28日1 分百年前の今日1922年6月28日 井上正子日記1922年(大正11)6月27日 六月廿八日 水曜日 晴 起床六時 就眠十一時 同窓会誌[京都市立高等女学校の同窓会誌]が来る。初めてそうした談誌を手にした時、何だか急に卒業生なのだと云う観念が起こる。 なでしこの花はいつもの様にいかにも市立いちりつ[京都市立高等女学校/現...
井上 迅2022年6月28日1 分百年前の今日1922年6月27日 井上正子日記1922年(大正11)6月27日 六月二十七日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時 夜、父上、母上、弟は日暮し[等観寺]へお見舞いにおこしになる。 種ちゃんは依然としてよくもならねば悪くもならぬとの事である。 米国アメリカの兄さんは種ちゃんの小さい生が、暫くの中にうばはれるとの...
井上 迅2022年6月26日2 分百年前の昨日1922年6月25日と今日26日 井上正子日記私等の上にも稲作は大切な問題なのである。共にこの雨を心から喜ぶことができなければならないのだ。(6月26日) 1922年(大正11)6月25日 六月二十五日 日曜日 雨 起床六時 就眠十時 とうとう雨が降り出した。これがきっと梅雨だろう。...
源祐 井上2022年6月25日1 分百年前の昨日1922年6月24日1922年(大正11)6月24日 六月二十四日 土曜日 晴 起床五時半 就眠十一時 母上のお話しによれば、今日は不思議な程気分も容態もいいのだそうだ。 普通の死の前の元気としての容態とは、あまり早すぎるのだとの事。 医者は非常にこれに望みをもっていらっしゃるとのって、若しこ...
源祐 井上2022年6月25日1 分ブッダ・カフェ 第134回毎月25日はブッダ・カフェの日です。 ブッダ・カフェ 第134回 2022年6月25日(土) 13:00〜16:30 明日、 6月25日(土)、いつも通りブッダカフェを開催します。 いつもの客殿座敷にていつもの座談にいらしてください。 場所: 徳正寺(とくしょうじ)...
井上 迅2022年6月23日2 分百年前の昨日1922年6月22日と今日23日 井上正子日記私の胸は今悲しみとおそれに一杯になっている。 1922年(大正11)6月22日 六月二十二日 木曜日 晴 起床六時 就眠十時 私の胸は今悲しみとおそれに一杯になっている。 私等のあの可愛い従兄の子供が、死にかけているのだそうだ。...