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百年前の今日 1922年6月6日 井上正子日記
今に私や弟も聞き覚えて、三人でやかましく騒ぎたてる事だろう。 1922年(大正11)6月6日 六月六日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時半 従妹は来週の木曜日の創立紀念日[京都市立高等女学校(現 京都市立堀川高等学校)の創立13年]に音楽を又二人で唱う事になったので、此頃は毎...
井上 迅
2022年6月6日読了時間: 1分


百年前の昨日 1922年6月5日 井上正子日記
昨日は、「百年前の今日 1922年6月5日」として、昨日のうちに井上正子日記をアップできませんでした。 毎日日記をつけるというのは、書くことの習慣をいかに工夫するか、いっしゅの筋トレみたいなものだろうと思います。 1922年(大正11)6月5日...
井上 迅
2022年6月6日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年6月4日 井上正子日記
1922年(大正11)6月4日 六月四日 日曜日 晴 起床六時 就眠十一時 人間は死を恐れる程強いものはないと思う。 その恐ろしさのため迷信をも信じる様になるのだ。 そして、私達の様に親兄弟によって生きてるものは、自分自身よりもその親、その兄弟の死を恐れるものだと私は思う。...
井上 迅
2022年6月4日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年6月3日 井上正子日記
1922年(大正11)6月3日 この日の日記はお休みでした。 6冊目の日記は休みがちな気がする。府一に通いだして忙しいのだろうか。 昨日(6月2日)の日記に出てきた「紺がすり」、「姉さんかぶり」の図を今日は本の山をかき分けて探した。 「縞帳」より 姉あねさんかぶり...
井上 迅
2022年6月3日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年6月2日 井上正子日記
1922年(大正11)6月1日 六月二日 木曜日 晴 起床六時 就眠十一時 もうほんとに夏になったと思われる程暑い。 単物ひとえものの紺がすり、姉さんかぶりの人を軒先で見る時、実際夏だと思う。 又一日一日と暑い日が迫って来るかと思うといやになるけれど、半面には又軽い夏の夕を...
井上 迅
2022年6月2日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年6月1日 井上正子日記
1922年(大正11)6月1日 六月一日 晴 水曜日 起床五時半 就眠十時 従妹の悦ちゃんは今日神戸へ修学旅行なので朝早くから出て行った。 夜七時半頃帰宅していろんな話に次から次からと疲くたびれもしないで小さい口を長い間しゃべっていた。 久保田の兄さんが久しぶりで来られた。
井上 迅
2022年6月1日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月30日 井上正子日記
1922年(大正11)5月30日 五月卅日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時 弟の十一回目の誕生日である。 夜母上にお手伝いして御馳走を沢山こしらえる。 一回一回こうして誕生を重ねていく弟を見るとそのたびに大きく賢くなっていくのを見て心からその将来を幸福にと祈らずにはいられな...
井上 迅
2022年5月30日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月29日 井上正子日記
1922年(大正11)5月29日 この日の日記はお休みでした。 日記VIの見返し署名
井上 迅
2022年5月29日読了時間: 1分


鏑木清方の「ためさるゝ日」 井上正子日記
昨日、京都国立近代美術館へ鏑木清方展を見に出かけた。 まさかこの絵をこのタイミングで見る機会が巡ってくるとは思ってもいなかった。その絵とは「ためさるゝ日」である。 井上正子日記に文展を見に行った日のことが書かれている。年次は大正7年、1918年。...
井上 迅
2022年5月28日読了時間: 9分


百年前の今日 1922年5月27日 井上正子日記
1922年(大正11)5月27日 五月二十七日 土曜日 晴 起床六時 就眠十時 天野先生より運動会の日私達の球竿ダンスの最も色彩的に美しかつた事をおつしやつていたゞく。それは丁度午後近くであつたため、太陽がいゝ工合に球竿の球に反射したためであると承り私達はほんとに満足するの...
井上 迅
2022年5月27日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月26日 井上正子日記
1922年(大正11)5月26日 五月二十六日 金曜日 晴 起床六時 就眠十時 愈々いよいよ大々的な紀念事業は終はつた。何だか物足りない気がひしひしとする。 今日も午後は休業であつた。 新しく菅原先生(歴史の先生)がおこしになつた。...
井上 迅
2022年5月26日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月25日 井上正子日記はお休み
1922年(大正11)5月25日 昨日の日記(5月24日)は、「明日は疲れ休みである」と結ばれるので、20日に開幕した京都府立第一高等女学校の創立五十周年記念行事が滞りなく修了し、日記をつけることも〈疲れ休み〉をとるといった塩梅だったのか。
井上 迅
2022年5月25日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月24日 井上正子日記
1922年(大正11)5月24日 五月二十四日 水曜日 晴 起床六時 就眠十時 午前中に私達はすつかり展覧会の後片付けをしてしまふ。 一生懸命にしたものであるだけ、私達は片づける時淋しい気持ちがした。 でも午までには美しくなつたのである。...
井上 迅
2022年5月24日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月22日 井上正子日記
1922年(大正11)5月22日 五月廿二日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時半 運動会は無事にこの美しい第一日和の中にすんだ。 多くの卒業生を迎へ、目覚ましく働く乙女等の胸は元気な運動会の大成功に終はらん事のみを念じてるのであつた。...
井上 迅
2022年5月22日読了時間: 1分


百年前の今日 1922年5月21日 井上正子日記
1922年(大正11)5月21日 五月二十一日 日曜日 晴 起床六時 就眠十時 二日目の記念事業の追悼祭は午前八時から挙行された。 神官によつて人生に於いて最も悲痛な死、それによつて此の記念式に列席する事の出来なかつた人々の冥福は祈られたのである。 午後学芸会が開かれた。...
井上 迅
2022年5月21日読了時間: 2分


百年前の今日 1922年5月20日 井上正子日記
この2年間、徳正寺の六角堂(納骨堂)から発見された、わたしの大伯母 井上正子の書いた六冊の日記をコツコツと翻刻し、一冊にまとめようと、これまた毎日コツコツと日記を書くように、編纂につとめている。 日記の刊行は近いが、まだ作業はひと山もふた山もある。ゆっくりと急いではいるのだ...
井上 迅
2022年5月20日読了時間: 4分
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