百年前の今日 1922年6月6日 井上正子日記

今に私や弟も聞き覚えて、三人でやかましく騒ぎたてる事だろう。


1922年(大正11)6月6日


六月六日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時半

従妹は来週の木曜日の創立紀念日京都市立高等女学校(現 京都市立堀川高等学校)の創立13年に音楽を又二人で唱う事になったので、此頃は毎日盛んに大きな声をして稽古してゐる。

童謡はどこでも流行しているらしい。悦ちゃんもこの度のは童謡を歌うのだそうだ。童謡は文句が可愛いいし曲もほんとに気持ちのいいのだから大好きだ。

今に私や弟も聞き覚えて、三人でやかましく騒ぎたてる事だろう。





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1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。 二、三の人影が見える。私の歩む下駄のひびきがはっきり分かる。 静かな朝の気分にうっとりとひたりながら何にも考えないで足を運ばせる