井上 迅2022年6月28日1 分百年前の今日1922年6月28日 井上正子日記1922年(大正11)6月27日 六月廿八日 水曜日 晴 起床六時 就眠十一時 同窓会誌[京都市立高等女学校の同窓会誌]が来る。初めてそうした談誌を手にした時、何だか急に卒業生なのだと云う観念が起こる。 なでしこの花はいつもの様にいかにも市立いちりつ[京都市立高等女学校/現...
井上 迅2022年6月28日1 分百年前の今日1922年6月27日 井上正子日記1922年(大正11)6月27日 六月二十七日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時 夜、父上、母上、弟は日暮し[等観寺]へお見舞いにおこしになる。 種ちゃんは依然としてよくもならねば悪くもならぬとの事である。 米国アメリカの兄さんは種ちゃんの小さい生が、暫くの中にうばはれるとの...
井上 迅2022年6月26日2 分百年前の昨日1922年6月25日と今日26日 井上正子日記私等の上にも稲作は大切な問題なのである。共にこの雨を心から喜ぶことができなければならないのだ。(6月26日) 1922年(大正11)6月25日 六月二十五日 日曜日 雨 起床六時 就眠十時 とうとう雨が降り出した。これがきっと梅雨だろう。...