TOKUSHOJI since 1476
場所:德正寺 本堂
会費:2200円(税込)
定員:50名
ご予約:メリーゴーランドKYOTO
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
tel/fax:075-352-5408
*オンラインでの配信はありません
日時:
十月二十九日 (火)
午後六時開演 (午後五時半開門)
高山なおみさんのお話会〈京都篇〉
「言葉のこと、本のこと、暮らすこと」
料理家、文筆家、そして絵本作家としてもたくさんの本を出版されている高山なおみさんの新しい本『毎日のことこと』(信陽堂)の発売を記念して、高山さんと親交の深い子どもの本専門店〈メリーゴーランドKYOTO〉鈴木 潤さんのお世話になり、
10 月 29 日(火)夜、京都でのお話会を開催することになりました。
この本は、2021年〜24年春まで『神戸新聞』に毎月最終土曜日に連載されたもの。
本の帯には「友だちに宛てた手紙のように」書かれた、とあります。
文章を書くときに、高山さんのこころの中でどんなことが起きているのでしょうか?
日記とエッセイ、旅行記などで、文章や言葉の選び方は変わるのでしょうか?
高山さんにとって、本とは? などなど……
今回のお話会では、高山さんから聞き手として徳正寺住職の井上 迅さん(筆名:扉野良人)をご指名いただきました。
高山さんと言葉について、文章について、本を作ることについて、語りあってもらいたいと考えています。
京都のみなさま、徳正寺さんでお待ちしています!
信陽堂 丹治史彦
高山なおみ
1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。
日々の生活の実感が料理になり、言葉となる。1990年から2002年まで、夜ごと画家、絵本作家、音楽家、作家などさまざまなクリエイターが集った伝説の店「諸国空想料理店 KuuKuu」のシェフを勤め、その後料理と文筆の道へ。日記エッセイシリーズ『日々ごはん』『帰ってきた日々ごはん』、レシピ集『新装 野菜だより』『料理=高山なおみ』『自炊。何にしようか』、エッセイ『ロシア日記—シベリア鉄道に乗って』『本と体』『気ぬけごはん』『暦レシピ』、絵本『どもるどだっく』『たべたあい』『それから それから』(以上、絵・中野真典)など著書多数。2016年、東京・吉祥寺から神戸・六甲へ移住し、ひとり暮らしをはじめる。
井上 迅 いのうえじん/扉野良人 とびらのらびと
1971年、京都生まれ。真宗大谷派徳正寺住職。
2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書(扉野良人名義)に『ボマルツォのどんぐり』、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。2023年、『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』(井上 迅編)を編集し法藏館より刊行。
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保坂和志さんと山下澄人さんの公開対談を行います。
2024年10/27(日曜日)
14時~16時
(開場は13時)
※トーク終了後にサイン会あり
当日、山下澄人さんの新刊「わたしハ強ク・歌ウ」の予約の受け付けをします。予約していただいた方には、特典として山下澄人さんの手書きの特製カード(宛名入り)を差し上げます。
会場:徳正寺
京都市下京区富小路四条下ル
福寿園本店のある交差点を南に50m
パーキング向かい
阪急河原町/地下鉄烏丸線四条
各駅より徒歩約10分
参加費:3,000円
(定員80名・要予約/当日受付にてお支払い)
*ご予約・お問い合わせ/氏名、参加希望人数をお知らせください。
090-9877-7384(担当:加地)
arinobm@yahoo.co.jp(担当:木田)
*サイン会終了後、18時より五条もしも屋にて懇親会を行います。
(お食事+1ドリンク付・2500円)
懇親会参加ご希望の方は予約時にその旨もお伝えください。
《当日限定》
会場内【寺の本屋】にて、保坂さんと山下さんの著書、その他古本の販売をします。
主催 Plainsongs
「わたしが死ななければならないのなら」
―いま、パレスチナ詩を読む
斉藤とも子-古澤 亨-岡 真理-金平茂紀
「わたしが死ななければならないのなら」
2024 年10 月25 日(金)19時~ 21時半(開場:18 時半)
会場:徳正寺本堂
来場参加:2,200 円/オンライン参加:1,800 円
申込:https://2024genron-kyoto.peatix.com/
主催:日本ペンクラブ言論表現委員会 共催:思潮社、ブッダカフェ
昨年10月に始まったイスラエルによるガザに対するジェノサイド攻撃は、即時停戦を求める世界の人々の叫びをあざ笑うかのように、1年経つ今なお続き、軍事攻撃は西岸地区でも拡大しています。人間性を凌駕する出来事の只中で、それでも人間であり続けようとするパレスチナの人々に思いを馳せ、わたしたちは今年6月、『現代詩手帖』5月号の特集「パレスチナ詩アンソロジー――抵抗の声を聴く」収録の詩作品を手がかりに、東京・六本木で朗読の集いをひらき、パレスチナの人々の声を聴きとどける時間をもちました。パレスチナの人々の自由と尊厳ある生の実現を願い、今回は京都で朗読の集いをおこないます。俳優の斉藤とも子さん、平和を目指す朗読集団「国境なき朗読者たち」メンバーの古澤亨さん、アラブ文学研究者で「国境なき朗読者たち」座長の岡真理さんに朗読していただきます。司会・解説は、ジャーナリストの金平茂紀さん。言葉を失うばかりの状況に抗すべく、いまわたしたちに何ができるのか――。集いのタイトルは、今回もリフアト・アルアライールさんの詩のタイトルから付しました。ぜひご参加ください。
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『現代詩手帖』2024年5月号の収録詩篇を中心に、その他ガザをめぐるテクストを朗読していただきます。
朗読:斉藤とも子、古澤 亨、岡 真理
進行・解説:金平茂紀
「わたしが死ななければならないのなら」
斉藤とも子
さいとう・ともこ
俳優。1961 年神戸市生まれ。1976 年デビュー。テレビ「ゆうひが丘の総理大臣」「男たちの旅路・車輪の一歩」、映画「ひめゆりの塔」など。1999 年舞台「父と暮せば」で被爆者と出会い、原爆小頭症家族の会ともつながる。数年前から、福島原発被災者とも縁を深める。著書『きのこ雲の下から、明日へ』。
古澤 亨
ふるさわ・とおる
京都在住。会社員。ナギーブ・マフフーズの小説『バイナルカスライン』を通して、アラブ世界と出会う。2010 年より「平和を目指す朗読集団 国境なき朗読者たち」に参加。広島、東京、京都、大阪、津、神戸公演に出演、アブデルワーヘド教授役を担当。趣味は山登りとジャズ、今はアラビア語を少しかじっている。
岡 真理
おか・まり
早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。学生時代にガッサーン・カナファーニーの小説を通してパレスチナとアラブ文学に出合う。以来、現代世界に生きる人間の思想的課題としてパレスチナ問題を考究している。著書に『アラブ、祈りとしての文学』、『ガザに地下鉄が走る日』(以上、みすず書房)、『ガザとは何か』(大和書房)ほか。
金平茂紀
かねひら・しげのり
ジャーナリスト、元TBS「報道特集」キャスター。1953年 北海道旭川市生まれ。TBSで、モスクワ特派員、ワシントン特派員、「筑紫哲也NEWS23」編集長などをつとめる。早稲田大学客員教授、沖縄国際大学非常勤講師などを歴任。日本ペンクラブ言論 表現委員会・委員長。
「わたしが死ななければならないのなら」
―いま、パレスチナ詩を読む
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日時:2024 年10 月 5 日(土)
午後 5 時 〜 7 時半(開場:16:30/開演:17:00/終演:19:30/閉場:20:00)
会場:徳正寺 - 本堂
〒600-8051
京都市下京区富小路通四条下る徳正寺町39(富小路通西側)
定員: 50 名
入場料: 2,500 円
申し込み窓口:メリーゴーランド京都
TEL/FAX:075-352-5408
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
〒600-8018
京都府京都市下京区
河原町通四条下ル市之町251-2
寿ビルディング5F
営業時間: 10:00〜18:00
定休日:木曜日
URL:https://www.mgr-kyoto2007.com/
*参加人数とご連絡先(メールアドレス、電話番号)をお伝えください。
出演者(敬称略):
荒木みどり(あらきみどり)
1952年、長崎市生まれ。73年より京都在住。78年、ヨシダミノルとともに「恋心の本業」を実践(現在に至る)。1979-90年、京都アンデパンダン展に毎年出展。同展に特記されるパフォーマンスに「きりこときこりの生涯」(80-83年)、「爆発的凝縮のカプセル」(86年)、「叙情は暴力」(87年)がある。1981年-現在、GOOD ART展に出展。同展にソロインスタレーション「時空喰散」(12年)、「9×9×9」(12年)など。1982年、ヨシダミノル、吉田省念とともに美術館で生活(美術劇場@兵庫県立美術館)。2000年より、ヨシダミノル、吉田省念、吉田朝麻と現代家族カルテットを結成。2001年から「現代家族」に継承。
季村敏夫(きむらとしお)
1948年、京都市生まれ。詩集に『木端微塵』(2004年、書肆山田)、 『ノミトビヒヨシマルの独言』(2011年、書肆山田)、『膝で歩く』(2014年、書肆山田)、ほか多数。神戸のモダニズム詩人の動向を伝える『山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート』(2009年、みずのわ出版)、『窓の微風―モダニズム詩断層』(2010年、みずのわ出版)、 編集『神戸モダニズム』(都市モダニズム詩誌、第27巻、ゆまに書房)がある。『一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦』(2019年、みずのわ出版)、高木彬との編輯に『一九二〇年代モダニズム詩集――稲垣足穂と竹中郁その周辺』(2022年、思潮社)
阪本佳郎(さかもとよしろう)
1984年、大阪生まれ。詩人シュテファン・バチウの足跡を追ってルーマニアからスイス、ハワイへと旅を続けてきた。2019年には、詩人の生誕百周年に際し、詩誌MELE ARCHIPELAGOを刊行。2024年、『シュテファン・バチウ ある亡命詩人の生涯と海を越えた歌』を上梓した。現在、立命館大学・非常勤講師。
さとう三千魚(さとうみちお)
・秋田県羽後町に生まれた/・小学校三年の時、詩を描きはじめた/・中学の時、学校の先生に小坂太郎という詩人がいた、詩を見てもらった/・高校の時、孤独だった/・芸能座研究所演出部に入った/・新日文 鈴木志郎康 詩の教室に通った/・第一詩集「サハラ、揺れる竹林」/・第二詩集「はなとゆめ」/・第三詩集「浜辺にて」/・第四詩集「貨幣について」を出版した
素潜り旬(すもぐりしゅん)
詩人。1992年生まれ。大阪在住。詩を書くこととポエトリー・リーディングをほぼ同時に始め、現在も続けている。著書に『パスタで巻いた靴』(港の人)、同世代の詩人、澤村貴弘、佐藤瑞穂との私家版『詩集・回転木馬』がある。「生きる」(@ikiru_band)としてPodcastを中心に活動中。自主レーベル「生きるのハトバbooks」から詩集『エイガシ』カセット『狼に食べられそう、君に夢中』を発売中。
時里二郎(ときさとじろう)
1952年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業。95年「ジパング」(思潮社。第37回晩翠賞)。2003年「翅の伝記」(書肆山田。第22回現代詩人賞)。18年「名井島」(思潮社。第49回高見順賞・第70回読売文学賞)。京都新聞に「季節のエッセイ」を連載中。他に、18年高橋悠治作曲のバラッド集「鳥のカタコト 島のコトカタ」とモノオペラ「納戸の夢、あるいは夢のもつれ」のアルバムにテクストを提供。詩誌「カナリス」同人。
山崎佳代子(やまさきかよこ)
ベオグラード在住。詩集に『黙然をりて』(2022年、書肆山田)、『海にいったらいい』(2020年、思潮社)他、エッセイに『ベオグラード日誌』(2014年、書肆山田)他。ダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』(1995、東京創元社)などの翻訳によりセルビア文学を紹介。バルカン半島のユーゴスラビア紛争の戦火をくぐりぬけた友人やその子どもたち(多くが難民となった)から聞いた体験を聞き書きにまとめ、『戦争と子ども』(2015年、西田書店)、『パンと野いちご 戦火のセルビア、食物の記憶』(2018年、勁草書房)として、セルビア語で語られた言葉を日本の言葉に橋渡しをした。食物の記憶をたよりに、友が語る戦争をまとめた『パンと野いちご』は、第29回紫式部文学賞を受賞。
扉野良人(とびらのらびと)
2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。2023年、『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』発行所:法蔵館/編集人:井上 迅 テキスト:磯田道史-小林エリカ-藤原辰史-井上章子(インタビュー)/書籍体裁:四六判 約472ページ)を刊行。
吉田省念(よしだしょうねん)
1980年、京都市生まれ。13歳、エレキギターに出会い自ら音楽に興味をもち 現在に至る迄、様々な形態で活動を続ける。2008年、「songs」をリリース。同年、吉田省念と三日月スープ を結成。09年、アルバム「Relax」(吉田省念と三日月スープ)。11 - 13年くるりに在籍。14年から地元京都の拾得にてマンスリーライブ「黄金の館」 を主催。 16年、ソロアルバム「黄金の館」、17年、「桃源郷」をリリース。
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詩祭 Poetry Festival
百年のわたくし 巻七
詩の朗読会 Poetry Reading Event
「トリロジー 冬/春/夏」刊行記念
VOICES IN POETRY
2024年
9月28日(土)
午後 4時半開演
(午後4時開場)
飯沢耕太郎
Iizawa Kotaro
トークイベント
飯沢耕太郎さんによる詩の朗読会、そして詩作のエピソードを、映像や音楽とともに楽しむ会です。お気軽にご参加ください。
会場:徳正寺本堂
料金:2,000円
予約・問合せ:港の人まで
TEL : 0467-60-1374
FAX : 0467-60-1375
E-mail : info@minatonohito.jp
トリロジー 冬/夏/春
飯沢耕太郎 著
写真評論家として確かな地歩を築いている飯沢耕太郎の、『茸日記』『完璧な小さな恋人』(2023年中原中也賞最終選考作品)に続く第3詩集。
タイトルの通り、3つの詩群で構成される。第1部「冬/ウクライナのきのこ採り」は、ロシアのウクライナ侵攻やコロナ禍が背景にある詩、写真、絵画、音楽などからインスピレーションを得た詩が集められた。第2部「夏/旅の断片」は、東アフリカなど世界を旅した際の詩。第3部の連作「春/アザラシたち」は、2023年春のひと月あまり、アザラシたちの幽霊に取り憑かれたようにして生まれた12編のアザラシの詩から成る。
装丁に使われたアザラシの図像は、1839年スコットランド・エディンバラで刊行された動物図鑑の手彩色銅版画。
飯沢耕太郎 いいざわこうたろう
写真評論家、詩人。1954年、宮城県生まれ。1984年、筑波大学大院芸術学研究科博士課程修了。『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書、1996年、サントリー学芸賞受賞)ほか著書多数。詩集に『茸日記』(三月兎社、1996年)、『完璧な小さな恋人』(ふげん社、2022年)。ほか詩とドローイング『アフリカのおくりもの』(福音館書店、2001年)、小説とエッセイ『石都奇譚集』(サウダージ・ブックス、発売=港の人、2010年)、俳句とドローイング『月読み』(三月兎社、2018年)などがある。
飯沢耕太郎 詩集
「トリロジー 冬/春/夏」刊行記念展
レティシア書房
9月18日(水)〜29日(日)
13:00〜19:00
*月・火曜定休
甲辰令和六年 2024
七月二十八日(日)午後六時ゟ
於 德正寺
夏目漱石、異界に遊ぶ
安田 登 愛山公演
会場:德正寺本堂
開演:18:00(開門:17:30)
定員:50名
参加費:3,000円(税込)
出演
安田登
かすみ
本郷 智
名和紀子
田渕洋二郎
・
・・・漱石、異界に遊ぶ
明治の文豪、夏目漱石の『夢十夜』は十日間の夢を書いた作品です。
「もう死にます」と言って死んで行った女が百合となって甦ったり、盲目の我が子が背負って田の中の道を歩くうちに異界に迷い込んだりと、この世のすぐ隣にある異界に、夢という内部装置を通して接続していく作品群です。
その創作の源泉のひとつに「能」があります。能は、旅をする者が、死者や神、あるいは精霊たちの住む「彼岸ひがん」と、私たちの住む「此岸しがん」との「あはひあわい」に迷い込み、そこで彼岸の住人たちと接続する物語です。
夏目漱石は、能の謡を長い間、習っていました。安田が属するワキ方の「下掛しもがかり宝生ほうしょう流」の謡を習っていました。
漱石だけではありません。正岡子規は新作能を作っていましたし、高浜虚子は能楽師として舞台にも出ていました。野上豊一郎も野上弥生子も安倍能成も、そのほか、漱石に関わる人の多くが習っていました。
今回は夏目漱石の『夢十夜』と『吾輩は猫である』、そして能を中心に異界に遊ぶ夏目漱石についての講演+公演をいたします。
『夢十夜』から数夜、『吾輩は猫である』から一部を語り、能の話もし、そして皆さんと能の謡をいくつか謡いながら能の魅力についても語りたいと思っています。
安田 登・・・
安田 登(やすだのぼる)
1956(昭和31)年、千葉県銚子生れ。下掛宝生流能楽師。能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演も行う。また、日本と中国の古典に描かれた“身体性”を読み直す試みも長年継続している。著書に『異界を旅する能』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』『能―650年続いた仕掛けとは』他多数。
NHK Eテレにて 9月放送の〈 100分de名著〉 では、「ウェイリー版・源氏物語」を取り上げる。
*ご予約は
德正寺 井上 迅 いのうえじんまで
mail:info@tokushoji1476.com
tel:090-1902-3107
共催
㈱ ケイアソシエイツ
書く日記、
読む日記
酒井順子-網中いづる-井上 迅
正子日記をめくって座談会
場所:德正寺 本堂
会費:2500円
定員:70名
ご予約:メリーゴーランドKYOTO
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
tel/fax:075-352-5408
*オンラインでの配信はありません
日時:
七月十五日 (月/海の日)
午後六時開演 (午後五時半開門)
井上正子 いのうえまさこ
1906年(明治39)京都市生まれ。 生家は下京区の真宗大谷派寺院 德正寺。18年(大正7)、京都市立高等女学校(現 京都市立堀川高等学校)に入学。同年5月より日記を綴る(〜 22年9月)。26年、京都府立第一高等女学校(現 京都府立鴨沂高等学校)の国語漢文専攻科二年を卒業。同年、 野田淨曜と結婚、野田正子となる。98年(平成10)、 滋賀県蒲生郡日野の真宗大谷派本誓寺の坊守として天寿を全うした 。行年91歳。
『ためさるる日 井上正子日記1918-1922』(法藏館)
井上正子のことを知らない私ではあるが、本書を読むにつれ、編者が納骨堂で初めて日記帳を開いた時の胸の高鳴りを共に感じるかのような気持ちになっていった。百年前の少女の体温や息遣いが日記からは感じられ、少女時代の自分と呼応していったのだ。
酒井順子「誰がために日記を認む」
(『週刊文春』2023年12月21日号)
『ためさるる日 井上正子日記1918-1922』(法藏館)が昨秋刊行されて以来、「正子さんのことを知らないのに、読みだしたら引き込まれて一気に読んでしまった」という感想を、男女を問わず何人もの方から聞きました。昨日も御門徒さんからお電話をいただいて、法事の予定を確認したあと、「大事な一冊となりました」と正子日記を読み終えた読後感を伝えられました。それは、この日記が、ひとが生まれて、新しく出会い、ともに過ごして、また別れねばならない、そうした大人になる過程で感じた、人生で誰もが味わうだろう何かが、ちゃんと認められていることを明かしているように思えるのです。生きた時代も、過ごした場所も違う誰かによって日々認められた日記が、そんなふうに読める時がある。酒井順子さんもまた、そのように正子日記を読んでくださった一人です。
本書が、京の町寺に生まれ育った百年前の女学生の日記であることから、わたしは『百年の女』、『女人京都』、『都と京』、『字を書く女』といった酒井さんの著書のタイトルを思い出します。これらのキーワードから正子日記はどんなふうに読むことができるのか?
酒井さんは『百年の女』の「はじめに」でこう書かれています。
まずは百年前の日本へと、時計の針を戻してみましょう。百年の間に変わったこと、そして変わらなかったことが、見えてくることでしょう。
『百年の女 《婦人公論》 が見た大正、昭和、平成』
(中央公論社、2018年)
酒井順子さん、そして酒井さんの本の多くに挿画を描き、德正寺とは家族ぐるみで親交があるイラストレーターの網中いづるさんをお迎えし、「まずは百年前の德正寺へと、時計の針を戻してみましょう」と魔法の杖を振っていただきましょう。
德正寺住職
井上 迅
酒井順子 さかいじゅんこ
1966(昭和41)年東京生まれ。高校時代より雑誌「オリーブ」に寄稿し、大学卒業後、広告会社勤務を経てエッセイ執筆に専念。2003(平成15)年に刊行した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。古典作品にまつわる著書も数多く、『枕草子』の現代語訳も手がけている。他の著書に『枕草子REMIX』『女流阿房列車』『紫式部の欲望』『ユーミンの罪』『地震と独身』『子の無い人生』『百年の女』『家族終了』『日本エッセイ小史』などがある。
網中いづる あみなかいづる
イラストレーター。少女たちの夢やノスタルジーを感じさせる光景を、透明感のある色彩を混濁させながら、或いは墨を用いたモノクロームの表現で伸びやかに描く。文芸書籍の装画や絵本を多く手がけ、店舗装飾やパッケージなど多様なブランドとのコラボレーションを展開している。一保堂茶舗のHPでは「お茶の暮らしイロイロ」の連載カットを担当。第38回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。TIS会員。
井上 迅 いのうえじん
德正寺住職。筆名 扉野良人。2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。昨年11月、大伯母の日記『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』(発行所:法蔵館/編集人:井上 迅 テキスト:磯田道史-小林エリカ-藤原辰史-井上章子(インタビュー)/書籍体裁:四六判 約472ページ)を刊行。
REPORT
石川直樹 報告
ISHIKAWA NAOKI
最後のひとつ前の旅
ネパールヒマラヤ
と
能登
や
奈良
7/9 Tue, 2024
19:00 start
18:30 open
今春、8,000m峰最後の山、シシャパンマ登頂を目指してネパールへと向かった石川さんですが、登山許可が降りず、春の登頂は断念。仕切り直して、秋に登頂を目指すことになりました。春の遠征で起こったことや、秋の遠征に向けた思い、また、帰国した国内での出来事や能登半島への支援についてなど、短くも濃密なこの半年間についてお話しいただきます。
於・徳正寺本堂
定員・50名
参加費・2,500円
德正寺邦楽演奏会と体験会
日時:6月16日(日)
開演:13時(開場:12時半)
曲目:
雲井獅子
日本の小箱
春の海
鹿の遠音
水の変態
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14時半頃から
お琴、尺八の体験教室
500円 (お菓子とお茶つき)
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日本の和楽器であるお琴、尺八により奏でられる歌曲や独奏•合奏曲の演奏会です。
会の前半では普段邦楽に馴染みの薄い方にも親みを持って頂ける様に、親しみ易い旋律の古典曲をお琴や尺八の歴史を説明しながら演奏いたします。
会後半の体験会では、お琴や尺八を実際に手を取って音を奏でて頂く事が出来ます。演奏者がサポートしながら行いますので、音楽経験、男女、年齢は不問です。この機会に日本の伝統楽器に触れて頂けましたら幸いです。
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(お問い合わせ先)
075-312-0206 (島田雅楽恭)
shimizu.ims@gmail.com (清水翔之)
地獄 極楽 妖怪ショー‼︎
作・演出・構成・振付・出演:目黑大路 Meguro.Daiji
日時──
・6月1日土曜日
・・一回目 午前11時〜
・・二回目 午後3時〜
料金──
・・・・大人 2000円
・・小学生以下 500円
※小学生以下のお子様のみでのご観劇は、ご遠慮ください。
公演時間──
・・・・約50分
会場──
・・德正寺(下京区富小路通四条下る徳正寺町39)
問い合わせ──
・・080-4716-0214
妖怪は、怖い恐ろしいという一面だけではありません。
怖いと同時に
悲しかったり、
醜いと同時に
美しかったり、
可愛かったり、
滑稽だったりもします。
「不要になり打ち捨てられた物」
「社会から虐げられた者」
「不思議な自然現象」
が、人間の想像力によって妖怪に変化します。
妖怪は、人間の生活に密接にかかわっています。
時には、妖怪が人間のようだったり、人間が妖怪のようだったりもします。
お子様はもちろん、大人の方も存分に楽しんでいただけます。
目黑大路
目黑大路 めぐろだいぢ
元藤燁子に師事。2001~2003年、アスベスト館の作品に出演。2003年から、Ko&Edge Co.に参加(主宰 室伏鴻)。2016年、旅回り一座 ゑびす大黑座を立ち上げ、様々な地域で巡業公演を行う。 2018年より、学生や様々な地域の住民と、地域社会が抱える問題を題材に「舞踏ミュージカル」の創作を行っている。平成22年度 文化庁新進芸術家海外研修派遣制度研修員。
Daiji Meguro・・・https://daijimeguro.jimdofree.com/
2024年
5月26日(土)
午後 2-4時
小説家 保坂和志
Hosaka Kazushi
思想家 酒井隆史
Sakai Takashi
公開対談
会場:徳正寺本堂
料金:2,500円
対談後、サイン会アリ