詩祭 百年のわたくし
詩祭〝百年のわたくし〟に参加する方たちに宛てて発信したメールの一部を転載します。 〝百年のわたくし〟を〝詩の朗読会〟から〝詩祭〟としたことについて考えを披瀝しました。そのあと松本を散策し、目に入ったポスターには〝祭〟のもつ意味について記されていて驚いた顛末。...
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❖百年のわたくし
わずか数分が一時間に感じるときがある。
また一日が瞬く間に過ぎる。
ひとは「ものさし」としての時間に振り回されているようで、じつのところ、
個々に「ものさし」をかざして時間を振り回しているのかもしれない。
朝ニハ紅顔アリテ、夕ニハ白骨トナレル身ナリ
蓮如「白骨ノ御文」
「百年のわたくし」とは、「わたくし」というフレームに時間を捉えてみようという試み。
しかし、百年という時間が寿齢として計測可能となりつつある現在、
時間を「わたくし」という枠から解き放つ試みにも通じる。
それは別の言い方をしてみれば、百年の振れ幅を持つ「わたくし」という振り子を、
過去にも未来にも振ってみようというものである。
癸卯みずのとう(令和5/2023年)
詩祭 Poetry Festival 百年のわたくし 巻六
詩の朗読会 Poetry Reading Event
10 月 某 日(土)午後 5 時〜 7 時
参加費:----円