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TOKUSHOJI since 1476
❖百年のわたくし
わずか数分が一時間に感じるときがある。
また一日が瞬く間に過ぎる。
ひとは「ものさし」としての時間に振り回されているようで、じつのところ、
個々に「ものさし」をかざして時間を振り回しているのかもしれない。
朝ニハ紅顔アリテ、夕ニハ白骨トナレル身ナリ
蓮如「白骨ノ御文」
「百年のわたくし」とは、「わたくし」というフレームに時間を捉えてみようという試み。
しかし、百年という時間が寿齢として計測可能となりつつある現在、
時間を「わたくし」という枠から解き放つ試みにも通じる。
それは別の言い方をしてみれば、百年の振れ幅を持つ「わたくし」という振り子を、
過去にも未来にも振ってみようというものである。
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甲辰 きのえたつ(令和6/2024年)
詩祭 Poetry Festival 百年のわたくし 巻七
詩の朗読会 Poetry Reading Event
10 月 5 日(土)午後 5 時〜 7 時半
参加費:2,500円
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