TOKUSHOJI since 1476
Photography: Michel Delsol
Film: Polaroid type 665 negative
Camera: Mamiya Universal Press with 65 mm lens.
Date: June 17th, 2010
私のひとり難民プロジェクト
4月20日(土)14:00〜16:00
話:伏見 操(ふしみみさを) 聞き手:鈴木 潤
会場:德正寺(とくしょうじ)本堂
参加費:2,000円+税
定員:30名
戦争や難民問題、デモ、報道など先月フランスから帰国した操さんが感じている、日本とフランスとの違いや見てきたこと、体験したことを伺います。
そして今、日本で自分の出来ることってなんだろう?と考えて思いついたのが、両親の暮らす実家に難民である一人のアフリカ人男性を迎るという「ひとり難民プロジェクト」ちぐはぐな共同生活の様子などユーモア溢れる語りから見えてくるものとは…。
戦争は遠い国の話ではなく、私たちの暮らしと繋がっているのです。
申し込み:メリーゴーランドKYOTO
mail:mgr-kyoto@globe.ocn.ne.jp
tel/fax:075-352-5408
※オンラインでの配信はありません
道の智慧と旅の詩
日本の四人の遍歴詩人
芭蕉、一茶、良寛、山頭火
Notto R. Thelle
ノット・R・テレ(オスロ大学名誉教授)講演会
5 月 13 日(月)午後 18 時開演(17時半開場)
参加費:500 円
道の智慧と旅の詩
ノルウェー人の目で見た芭蕉、一茶、良寛、山頭火
Notto R. Thelle
ノット・R・テレ (オスロ大学名誉教授)
日本の遍歴詩人たちは、物乞いの鉢、僧衣、杖以上のものをほとんど持っていませんでした。彼らは施しや民の支援を頼りに暮らし、自然や季節、変化する風景に身を委ねました。そして、俳句、和歌、漢詩、または魅力的な旅行記も創作し、ユニークな文芸作品を残しました。
私は、長年にわたってその遍歴詩人の道をたどって、彼らの詩を研究し翻訳して、ノルウェー語で『Veiens visdom og vandringens poesi (道の智慧と旅の詩)』(Verbum forlag, 2023)と題した、八〇〇ページの本を出版しました。
芭蕉、一茶、良寛、山頭火が旅に詠んだポエジーを視覚的にとらえ、ノルウェー人の目で見た俳諧の世界を語ります。彼らの詩の美しさと実存の深さをそれぞれに見つめると、印象的なのは、四人の遍歴詩人は同じ文学的および文化的伝統に属していながら、独自の詩的風景を創造したということです。またノルウェーの観点から見て、自然の体験、または一般の自然観は、共通の面がたくさんありながら、違う面もあると思います。
私、ノット・R・テレは、ある意味で東洋にも西洋にもルーツを持っています。一九四一年に香港で生まれ、最初の五年間は日本軍の統治下の香港で過ごしました。その後ノルウェーで育ち、教育を受けています。一九六九年から日本に十六年間滞在し、京都のN C C宗教研究所の副所長として、宗教の研究と宗教間の対話に携わりました。そして近年は(一九八六年以来)オスロ大学で神学を教えています。
私の考えには、キリスト教神学者として東洋の伝統と対話することが根底にあり、東西のあわいの世界で生きること、そのインスピレーションを受けて、またその対話から生まれた私自身の遍歴による智慧であるのです。
毎月25日はブッダ・カフェの日です
ブッダ カフェ no.154
4 月 25 日(木)午後 1 時〜 4 時半
参加費:300円
2月25日(日)のブッダカフェ第152回では、奥能登に生まれ(能登町宇出津うしつ)、奥能登を熟知する長田浩昭おさだひろあきさん(丹波篠山 真宗大谷派 法傳寺 住職)に来ていただき、能登半島地震の発生から2ヶ月弱、奥能登のいま置かれた現状を報告いただきました。
長田住職は、1月上旬に物資を車に積んで奥能登の友人知人、被災した旧知の大谷派寺院を訪ねて歩き、「今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題」(「〈がんばれ奥能登支援基金 丹波篠山〉ご支援のお願い」案内)が生じていることを能登の地図と地震により大きく変動をきたした地形をスクリーンに映しだしながら、奥能登出身の長田さんだからこそ見えてくる問題点を交えて話していただきました。奥能登を支援するための道筋がどこにあるのか、被災地と有志の人々がどのように連携を取るべきか、問題点を見据えた行動、そして能登町神和住かみわすみにボランティアセンターを開設し、ボランティアで訪れた人たちが寝食できる拠点をいちはやく立ち上げられたことを報告されました。
話を聞いたとき、神和住というのがどこにあるのが伺いそびれて、後日グーグルマップで調べると、奥能登の内陸の中心にあることがわかりました。ここを拠点に選ばれた理由を、近々じっさい現地を訪ねてうかがって来ようと考えています。
長田さんを通じての奥能登への活動は、目に見える形での奥能登とわたしたちを繋ぐ紐帯ちゅうたいとなることを、長田さんのお話を通じて心強く思いました。
今後、わたしたちの行動の指標ともなる話でした。
「奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだ」(同前)という模索から、長田さん個人の働きかけで開設された支援基金「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」を通じて、長田さんの支援活動に参加することができます。
「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」ご支援のお願い
能登半島地震の被災地の様子が、連日報道されております。その中でも特に大谷派の御門徒が大半を占める奥能登(珠洲市・輪島市・能登町・穴水町)の被害は甚大です。
有縁の方々はご存知だと思いますが、私はこの甚大な被災地の出身であり、大谷派の関係者(奥能登だけでも大谷派寺院は180ヶ寺)のみならず同級生はじめ多くの友人知人たちが被災地にいます。1月12日、大きく損壊した道を進み、金沢市から珠洲市まで8時間余りをかけ物資を届けました。車を運転しながら考えていたことは、能登を離れた自分に何ができるのだろうかということと、奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだということでした。
真宗大谷派には神戸、中越、東日本、熊本の震災に、炊き出しをするなど災害支援活動を行ってきた有志が全国に存在します。福島や秋田の有志の一部はすでに、輪島市、七尾市などで炊き出しを行い、提供した温かい食べ物が喜ばれたという報告をうけています。また、ルーツを奥能登に持つ富山の住職が、孤立した集落に一人で物資を運んでいることも聞いています。それら有志の人々と連携していくことを大事にしていきたいと思います。
また、今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題が生じています。現在、能登半島の付け根にある七尾市までは比較的順調にたどり着くことができることから、大谷派の教務所もある七尾市が支援の拠点になっていくことは理解できます。しかし、そこから奥能登はあまりにも遠すぎるのです。大谷派の有志たちが奥能登で支援活動をするためには、どうしても奥能登に拠点が必要であり、そういう場所がなければ奥能登に支援が届かなくなると想像できます。
奥能登の多くの人々との繋がりを生かしながら、とりあえず私に今できることは、
1、奥能登における支援活動の人々の拠点(宿泊、物資配送の拠点)を早急に設ける。
2、時々刻々変化する被災地のニーズに即した物資の供給と情報の発信。
の二点だと考えています。
私個人の動きではありますが、ご賛同いただけます有縁の方々にご支援をお願いいたします。
兵庫県丹波篠山市中野155
法伝寺
長田浩昭
振込方法
口座名義:「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」
銀行支店名:丹波ささやま農業協同組合 丹南支店
口座番号:0100904
※お振込いただける際は、カタカナ14文字まで、名前と住所の明記をお願いします。
例「オサダヒロアキタンバササヤマ」
長田浩昭おさだひろあき 1960年, 石川県生まれ。兵庫県丹波篠山市在住。大谷専修学院卒。真宗大谷派法傳寺住職。原子力行政を問い直す宗教者の会事務局。著書に『同朋会運動が見過ごしたもの - 真宗大谷派における「下寺問題」とは』(サンガ伝道叢書, 2019年)『原子力神話(鬼人)からの解放』(青草人の会, 2012年), 共著に『いのちを奪う原発』(東本願寺出版, 2002年), 『原発震災と私たち』(東本願寺出版, 2016年)ほか。
毎月27日 午前10時〜11時半
ブライス多佳子の気功教室
4 月 27 日(土)午前 10 時〜 11 時半 どなたでもご参加いただけます
参加費:1 回 3,000 円
(ご一緒にご予約の場合 お二人分1回 5,000 円/
震災移住者・学生は半額)
持ち物:大きめタオル、飲み物、楽な服装
※ご参加の際、体調管理は各自でお願いいたします。
ブライス多佳子さんのホームページ
ゆっくり呼吸する~東アジアに伝わる心身の整えかた~
https://takakoblyth-qigong.blogspot.com/
第7回仏教講座(2023年度/全4回)
日時:2024年5月20日(月)午後7〜9時
親鸞聖人の生涯と現代社会との対話
御絵伝から読み解く親鸞聖人の行跡と浄土真宗の教え
講師:長田浩昭
場所:しんらん交流館 大谷ホール
下京区諏訪町通六条下る上柳町199
tel: 075-371-9208
定員:100名
聴講無料
※ 本講座は2022年度仏教講座を引き継いで、合わせて全八回の予定で行われます。
主催:真宗大谷派京都教区山城第一組
山城第一組事務所 (法寿寺内)
☎080(2540)6361