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Photography: Michel Delsol

Film: Polaroid type 665 negative

Camera: Mamiya Universal Press with 65 mm lens.

Date: June 17th, 2010

癸卯みずのとう(令和52023年)

報恩講

10 月 13 (金)午前 11 時〜

 上記の日程で報恩講を厳修いたします。

 引き続き 永代経法要 午後 12 時頃

毎月25日はブッダ・カフェの日です

ブッダ カフェ no.147

9 月 25 (月)午後 1 時〜 4 時半

加費:300円

癸卯みずのとう(令和52023年)

詩祭 Poetry Festival 百年のわたくし 巻六

詩の朗読会 Poetry Reading Event

10 月 7 (土午後 4 時〜 7 

(開場:15:30/開演:16:00/終演:19:00/閉場:19:30)

会場:徳正寺 - 本堂

定員: 40

参加費:2,500

​申し込み窓口:德正寺 扉野良人(とびらのらびと)

 

TEL:090-1902-3107

mail:info@tokushoji1476.com

*参加人数とご連絡先(メールアドレス、電話番号)をお伝えください。

■●

 

日時:2023 年107日(土)

午後 47(開場:15:30/開演:16:00/終演:19:00/閉場:19:30)

 

第一部

菅 木志雄(すがきしお)氏  講演

わが妻 富岡多惠子

第二部

百年のわたくし ポエトリーリーディング

素潜り旬/季村敏夫メリンダ・スミス+菊池利奈

/時里二郎/藤原安紀子/荒木みどり+吉田省念 /扉野良人

 

 

出演者(敬称略):

荒木みどり(あらきみどり)

1952年、長崎市生まれ。73年より京都在住。78年、ヨシダミノルとともに「恋心の本業」を実践(現在に至る)。1979-90年、京都アンデパンダン展に毎年出展。同展に特記されるパフォーマンスに「きりこときこりの生涯」(80-83年)、「爆発的凝縮のカプセル」(86年)、「叙情は暴力」(87年)がある。1981年-現在、GOOD ART展に出展。同展にソロインスタレーション「時空喰散」(12年)、「9×9×9」(12年)など。1982年、ヨシダミノル、吉田省念とともに美術館で生活(美術劇場@兵庫県立美術館)。2000年より、ヨシダミノル、吉田省念、吉田朝麻と現代家族カルテットを結成。2001年から「現代家族」に継承。

菊地利奈(きくちりな)

滋賀大学教授、キャンベラ大学在外研究員、詩の翻訳家。著書に、日英対訳アンソロジー『Poet to Poet: Contemporary Women Poets from Japan 』(2017年、Recent Work Press)、『pleasant troubles 喜ビ苦シミ翻ル詩~日毫対訳アンソロジー~』(2018年、Recent Work Press)、『対訳 左川ちか選詩集』(2023年、思潮社)等。

 

季村敏夫(きむらとしお)

1948年、京都市生まれ。詩集に『木端微塵』(2004年、書肆山田)、 『ノミトビヒヨシマルの独言』(2011年、書肆山田)、『膝で歩く』(2014年、書肆山田)、ほか多数。神戸のモダニズム詩人の動向を伝える『山上の蜘蛛―神戸モダニズムと海港都市ノート』(2009年、みずのわ出版)、『窓の微風―モダニズム詩断層』(2010年、みずのわ出版)、 編集『神戸モダニズム』(都市モダニズム詩誌、第27巻、ゆまに書房)がある。『一九三〇年代モダニズム詩集―矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦』(2019年、みずのわ出版)、高木彬との編輯に『一九二〇年代モダニズム詩集――稲垣足穂と竹中郁その周辺』(2022年、思潮社)

菅 木志雄(すがきしお)

1944年岩手県生まれ。李禹煥や関根伸夫などとともに「もの派」を代表するアーティスト。木や石、金属などの自然物・人工素材を、加工せずに空間に配置し、そこで生まれる光景を「状況(景)」と呼んで作品化してきた。74年からは、すでに設置されたものを新たに置きかえ、空間を活性化させる「アクティヴェイション」と呼ぶ行為を展開してきた。これまで数多くの個展・グループ展に参加してきたが、2012年ロサンゼルスのBlum & Poeで行われた「太陽へのレクイエム:もの派の美術」への参加をきっかけに、アメリカにおける再評価の機運が高まった。その後、同年ニューヨーク近代美術館で開催された「Tokyo 1955-1970: A New Avant-Garde」に参加。16年にはイタリア・ミラノのピレリ・ハンガービコッカで大規模個展「Situations」が開催され、17年の第57回ヴェネチア・ビエンナーレ「VIVA ARTE VIVA」にも出展作家として参加した。08年、栃木県那須塩原市に菅の作品を常時展示するスペース「菅木志雄 倉庫美術館」が開館した。2016年、毎日芸術賞受賞。

妻は、今年(2023年)4月8日に他界した、小説家・詩人 富岡多惠子(とみおか たえこ)。

素潜り旬(すもぐりしゅん)

詩人。1992年生まれ。大阪在住。詩を書くこととポエトリー・リーディングをほぼ同時に始め、現在も続けている。著書に『パスタで巻いた靴』(港の人)、同世代の詩人、澤村貴弘、佐藤瑞穂との私家版『詩集・回転木馬』がある。「生きる」(@ikiru_band)としてPodcastを中心に活動中。今年5月、自主レーベル「生きるのハトバbooks」から詩集『エイガシ』カセット『狼に食べられそう、君に夢中』を同時リリース。

 

時里二郎(ときさとじろう)

1952年兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒業。95年「ジパング」(思潮社。第37回晩翠賞)。2003年「翅の伝記」(書肆山田。第22回現代詩人賞)。18年「名井島」(思潮社。第49回高見順賞・第70回読売文学賞)。京都新聞に「季節のエッセイ」を連載中。他に、18年高橋悠治作曲のバラッド集「鳥のカタコト 島のコトカタ」とモノオペラ「納戸の夢、あるいは夢のもつれ」のアルバムにテクストを提供。詩誌「カナリス」同人。

藤原安紀子(ふじわらあきこ)

1974年京都府生まれ。2002年、現代詩手帖賞受賞。詩集に『音づれる聲』(書肆山田・歴程新鋭賞)、『フォ ト ン』(思潮社)、『ア ナザ ミミクリan other mimicry』(書肆山田・現代詩花椿賞)。『どうぶつの修復』(港の人・詩歌文学館賞)詩誌『カナリス』同人。

メリンダ  スミス Melinda Smith

https://melindasmithpoet.com/

吉田省念(よしだしょうねん)

1980年、京都市生まれ。13歳、エレキギターに出会い自ら音楽に興味をもち 現在に至る迄、様々な形態で活動を続ける。2008年、「songs」をリリース。同年、吉田省念と三日月スープ を結成。09年、アルバム「Relax」(吉田省念と三日月スープ)。11 - 13年くるりに在籍。14年から地京都の拾得にてマンスリーライブ「黄金の館」 を主催。 16年、ソロアルバム「黄金の館」、17年、「桃源郷」をリリース。

扉野良人(とびらのらびと)

2009年、りいぶる・とふんをアマチュア出版として立ち上げる。書物雑誌『sumus』『四月と十月』同人。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(季村敏夫との共著)ほか。11月に大伯母の日記『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』発行所:法蔵館/編集人:井上 迅 テキスト:磯田道史-小林エリカ-藤原辰史-井上章子(インタビュー)/書籍体裁:四六判 約472ページ)を刊行予定。

LOVE is
永田助太郎戦争と音楽

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戦争前夜、ポエジイをモダニズムの調べにのせて発語した詩人 永田助太郎(1908-1947)その発語を音源とし、

声を、オトを、振動を、その愛を、時間と空間にときはなつ

2023.10.15.SUN

START 15:00 
場:徳正寺

料金:3,000 

出演:
素潜り旬(Vo./詩人)

本田未明(Sound./SUZMENBA)
太田泉(Perc:/SUZMENBA)

にしもとひろこ(Chor./Vo./Gt./たゆたう、Colloid)
鈴木モモ(ストリングラフィ)

扉野良人(narration/りいぶる・とふん)

永田助太郎 ながたすけたろう (1908-1947)

1908年2月11日、東京生まれ。27年、麻布中学を肺結核のため中途退学し、病気療養のため茅ヶ崎へ移住。快癒過程で独学で英文学を修める。33年8月、第一詩集『温室』(ラベ書店)刊行。37年5月創刊のモダニズム詩の中心地となる『新領土』(アオイ書房)に編集同人として参加。同誌に「空間」「時間」を連載。40年8月、『現代詩人集4』(山雅房)に「作用抄」を収録。11月、山田岩三郎との共編により『現代女流詩人集』(山雅房)を刊行。41年4月、『新領土詩集』(山雅房)を編集。43年6月、翻訳童話プエブロ・インディアン族の民話集『タイタイ昔話』(山雅房)。45年5月東京渋谷神泉町で空襲に遭い家屋焼失。1947年5月2日、疎開先の東京都町田市で会合出席中、メチル・アルコール禍により急死。行年39歳。没後、童話集『月姫と月王子』(教育学習社)が叔父でスペイン文学者の永田寛定の尽力で刊行された。

永田助太郎の兄貴分、近藤東は永田助太郎の詩の特徴をこう記す。

 

★ 最も厳しゅくであるために最もバラケツに。最もマジメであるために最もナンセンスに。最も日本語であるために最もカタ言に。最も単純であるために最もオシャベリに。最も散文であるために最も調子よく。最も感心するために最も軽蔑的に。最も陶酔するために最も批判的に。最も人間的であるために最も非人情的に。ETC

(「永田助太郎の人と作品について」『詩学』第六巻七号, 1951年8月号)

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徳正寺の由緒を史実に則してひとすじに説明することは困難である。徳正寺にはふたつの起源があるからだ。

 ひとつは文明8年(1476)願知がんち草創の大谷道場である。ふたつは文禄2年(1593)、祐誓ゆうせいが開基した徳正寺。

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