百年前の昨日1922年6月20日 井上正子日記

〈闘球盤〉 投球盤とも。四角い盤の中心に穴があり、周縁から丸く扁平な木製の球を指先ではじいて穴を狙って競いあう盤上ゲーム。滋賀県湖東ではカロムという名で継承される。


1922年(大正11)6月20日


六月二十日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時

夜母上をおすすめして、闘球盤に向かう。始めは中々私は景気がよくってすぽりすぽりと一〇点が立つ。

若しも私が勝てば明後日の英語の試験が満点なんて思いながらする。

その中にどうした事か急に正子の方が悪くなり見る見る間に追いつかれてしまって、最後はとうとう一〇〇点どおしにお終いになった。 私のうらないが正しいのなら、英語の試験が一寸駄目らしいので悲観してしまった。





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1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。 二、三の人影が見える。私の歩む下駄のひびきがはっきり分かる。 静かな朝の気分にうっとりとひたりながら何にも考えないで足を運ばせる