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百年前の昨日1922年6月17日 井上正子日記

井上 迅

1922年(大正11)6月17日


六月十七日 土曜日 晴 起床五時半 就眠十時

夜静かである。私は母上の側で余念なく針を動かしていた。

いつ仕上がるとも分からない様な羽織に私はつくづくいや気がさして来た。

どうして今度はこんなに怠けたのだろうと悲しくなって来るのだった。

家でするのも今日初めてである。母上にもはずかしい気がするのだった。

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