百年前の昨日 1922年9月24日(日) 井上正子日記

 大伯母 井上正子の日記、百年前の今日が昨日で終わっていたことに気がついて、正子の日記に二度と百年前の今日は訪れないと思うと、正子は日記を閉じて旅立ってしまったような気がしてしまう。


 最後の日の日記は本になって読んでもらうのが良いので、昨日、最後の日記が綴られたことだけ、ここに知らせておく。


 日記の完成を急ぎたい。

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1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。 二、三の人影が見える。私の歩む下駄のひびきがはっきり分かる。 静かな朝の気分にうっとりとひたりながら何にも考えないで足を運ばせる