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百年前の昨日 1922年6月7日 井上正子日記

私は旅行はたまには好きだ。



1922年(大正11)6月7日



六月七日 水曜日 晴 起床六時 就眠十時

夜母上と京極へ買物に行く。明日のお菓子やお蜜柑で風呂敷一杯にする。袋に奇麗にきちっと詰めこんで枕元に置いてる。

遠足の事を思う時、私等は何にも考えない。頭も何もが遠足の事ばかりで一杯になる。やはり私は旅行はたまには好きだ。


昭和初期の新京極

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1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。 二、三の人影が見える。私の歩む下駄のひびきがはっきり分かる。 静かな朝の気分にうっとりとひたりながら何にも考えないで足を運ばせる

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