百年前の今日 1922年6月10日 井上正子日記

更新日:6月12日

正午、寺院や教会の鐘や太鼓が一斉に京都市にとどろき渡つた。

1922年(大正11)6月10日


六月十日 土曜日 雨 起床六時 就眠十時

朝から今日はひどい降りだった。

久しぶりに降ったのだもの、どんなに乾天〔旱天かんてん〕になやんでいた園丁えんていや百姓はどんな喜んだ事であろう……と一番に思った。

四時間目の授業時間に全部講堂に集まり、高等師範学校の西村先生より〈時の記念日〉であるため輪廻のお話を承る。

正午、寺院や教会の鐘や太鼓が一斉に京都市にとどろき渡つた。




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1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。 二、三の人影が見える。私の歩む下駄のひびきがはっきり分かる。 静かな朝の気分にうっとりとひたりながら何にも考えないで足を運ばせる