百年前の今日 1922年5月26日 井上正子日記

1922年(大正11)5月26日


五月二十六日 金曜日 晴 起床六時 就眠十時


愈々いよいよ大々的な紀念事業は終はつた。何だか物足りない気がひしひしとする。

今日も午後は休業であつた。

新しく菅原先生(歴史の先生)がおこしになつた。



京都府立第一高等女学校の正門と校舎(『創立五十週〔周〕年記念帖』)

正門前の寺町通には市電の線路が見える。


「京都市全景」(『近畿地方パノラマ地図』清水吉康作図、金尾文淵堂、1922年)

赤い線は京都市電の路線。百年前の京都を伝える本鳥瞰図は、正子日記に書かれた京都の様子を如実に伝える。日記に現れた地名や名所旧跡を地図の上でたどれるように工夫して、正子日記の付録としてただいま同時編集中。

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1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。 二、三の人影が見える。私の歩む下駄のひびきがはっきり分かる。 静かな朝の気分にうっとりとひたりながら何にも考えないで足を運ばせる